あなたが私のなかに触れようとしても、
私は笑顔で誤魔化せる自信があります。
当たり前でしょう?
あなたたちとはくぐってきた茨の数が、種類が、回数が、違うのですよ。
そんなあなたたちには気づくこともできないでしょう。
この震えた左手に。
「誰よりも」ўциа
この水槽は、私にはあっていないのでしょう。
美しい泡も儚い水草も艶やかな石もありますが、
そこに私以外いない。
それがとてつもなく辛く、やるせないのです。
でも、ここから飛び出したら息ができないでしょう?
だから私はここの美しさを
歌で、
音で、
写真で、
絵で、
詩で、
表現します。
ここではない、どこかにいるあなたへ
「この場所で」ўциа
私にとって、星よりも煌びやかであって欲しい。
あなたの瞳よりも、鮮やかであって欲しい。
樹齢1000年の桜よりも、堂々としていて欲しい。
道徳の授業よりも、心のこもったものであって欲しい。
もしそんな花束があるとするのなら、
手にすることができるのは貴方だけでしょう。
どんなに枯れていたって、小さくたって、少なくたって、
その花は、なによりも光を放つ。
その花束を渡す相手が私ではなくても。————
「花束」ўциа
私は多分、人が嫌いだ。
でも、多分人が好きだ。
私たちのことを考えず、自分がいちばん苦労しているとアピールする人間が嫌いだ。
自分が一番かわいそうな人間だと過信する人間が嫌いだ。
今まで最悪な目に合わされてきたのに、そいつを助けるやつが大嫌いだ。
人の好きな人を取って目の前でイチャイチャする人間が嫌いだ。
嫌われていることに気づかず寄ってくる人間が嫌いだ。
群れを作る人間が嫌いだ。
表面上だけ仲良くしようとする人間が嫌いだ。
急に避けてくる人間が嫌いだ。
わたしの深くまで触れても嫌いならない人間が、嫌いだ。
ひとに興味を持たない人間が、嫌いだ。
これに共感してくれるあなたが、私は好きだ。
「どこにも書けないこと」ўциа
朝に沈み、昼に嘆き、夜に酔う。
自分の限界を知り喘ぎ、それでも変わらぬ現実に残酷な雫が落ちる。
誰もが人の醜くさと儚さに触れ、
濃く、どこまでも続く霧に己を隠す。
自分の姿を割れた鏡でしか確認できず、
生ぬるい赤い涙に依存する。
今は、ずっと前から、そんな時代が流れ続ける。
しらない誰かから溢れた、いろんな雫たちで咲いた花は、
10年後も、100年後も、
ずっと美しく、汚く咲き誇るのでしょう。
永遠の時が経とうとも、私たちがいる限り。
ねぇ、そう思うでしょ?
「1000年先も」ўциа