NoName

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2/27/2024, 4:03:31 AM

君は今

今日は帰り遅いのかな…?
な〜んの連絡もしない。
シビレを切らしラインを送る

『友だちと遊んで泊まってく‥』

何だよ😮‍💨困った時だけ親に小遣いを要求するのに…『遊ぶ余裕があるなら連絡させろ…』
嘆きと怒り入り混じる残された親たち
何処で何してんだか…そういえば、
昨日同級生だった幼なじみのA君と長話
してたよな…?

ラインを開け、何処で誰と一緒なのか?
問いただす事には躊躇する。
息子は成人式を終えた今年21才

親の心子知らず
世の若者よ!親はうるさく言わないけれど
気を揉んでる事もあるよ。
いつか判る日が来るんだろう…。

2/12/2024, 12:56:59 AM

この場所で、何があったのか?

車と人が通り過ぎる喧騒の道

そのガードレールに手向けられた

花。一瞥していつものように通り過ぎ

日常を生きる自分。

もし自分なら、家族なら、

どう生きていけるだろう。

今日も何処かでけたたましく緊急車両

の音。

当人でなければ、日常茶飯事…

と思っている。

2/9/2024, 11:41:20 AM

次男を出産したあくる日、
病院の廊下の奥から駆けて来た
『ママ、来たよ~。』
お兄ちゃんとなった小さな拳の手の中に、
何処か野原で摘んで来たような、
可憐で清らかな花束が握られていた。
その花の名前を思い出す事はできないが、
今でも、愛しさがこみ上げる。
差し出す息子のつぶらな瞳、
不思議そうに弟を眺めている。
生まれたばかりの弟に顔を寄せた時、
こんなに大きくなってたんだと気づいた。
『ぼく、ママにお花あげたい』と
何処かでせがんだのか…?
パパが『お花摘んで行こう』
と思い着いたのか…?
どちらにしても、あの可愛い手と共に、
心の片隅に咲いている。

2/6/2024, 1:07:27 PM

こんなにも正確さを求められ、休むことを許されぬ生活必需品はないだろう。
一日に何度かのチラ見を向けるだけの時計の針に『ご苦労さま』と、折角なので、
この機会に書いてみることにした。

昔、実家には、お爺さんの古時計ならぬ
おばあちゃんの振り子時計が架かっていた。

おばあちゃんの部屋に何年も、今の時計と違い、カチ、カチ、ボーン、ボーン…と
何とも賑やかな時計があった。

おばあちゃんが亡くなり、その後も時計は時報を鳴らし続けた。時計の鳴らす音色がおばあちゃんの声色と重なる…。
そんなことを思い出だした。

ふりかえり、後戻りしながら、時には未来を待ち遠しく…。
部屋の片隅にある『時計の針』を
色んな感情と共にチラ見する事になるであろう。


2/5/2024, 1:18:38 PM


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