SARA

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4/24/2025, 1:15:59 PM

これは、私の彼との備忘録。

2025年4月22日 火曜日

彼は自殺未遂をした。

車に乗ったまま火をつけて、焼死しようとしていたが、怖くなって車から出て、自分で消防を呼び、火を消し止め、一命を取りとめたのだ。


何故彼が自殺をしようと考え計画し、実行に移してしまったのか。私には分からないことで、原因を聞いても答えてくれない。しかし、それまでの彼の姿の中でいくつかおかしい行動があったように感じる。


まずはその前の土日に、私とのデートで散財している。ご飯代や遊び代など、私には一切払わせなかった。

前日には、会う予定は無かったが、急にご飯食べに行こうとの連絡があり会った。

向かったのはしゃぶしゃぶの食べ放題のお店だったが彼は普段ならたくさん食べているのに、あまり食べずお肉にあまり手をつけなかった。

薬局で睡眠薬を二箱買っていた。

その後に行ったカラオケで、「アイロニ」や「クライヤ」などの曲を歌い、涙を流していた。「死にたくない!」とも大声で叫んでいたのだ。

解散直前に3万円渡され、好きに使っていいよと言われ、解散した。

21日月曜日、彼の行動に危機感を感じた私は、解散後の深夜に電話をする。

「家に帰ったの?」
『まだだよ、どうしたの』
「なんかそわそわする。何かをしでかすのではないかって不安」

そんな時、

『ねぇ、死ぬ時ってどうなると思う?』

私の目の前が真っ暗になった。

まさか死のうとしているのではないか。

まさに予想は的中したのである。

『楽に死にたくて、色々探してたんだ』
『睡眠薬を飲んでその後車に火をつけて、この人生を終わらせるよ』

「ねぇ待って。自分勝手すぎるよ。なんでそうやってすぐ決めちゃうのかな」
『そう言うよね…死ぬことに関しては何も思わなかったのに。◯◯(私)だけが気がかりなんだよ…でももう決めたんだ。睡眠薬(合計30錠)ももう飲んだんだから』
「え…」

この時の彼は、もう何もかも決心して私の話もちゃんと聞こうとしなかった。
でも『私だけが気がかり』ということは、話しかけ続けたらなにか変わるかもしれない。
私は何度も話しかけ続けた。
『…眠くなってきちゃった…一旦寝るね…起きたら教えるよ…おやすみ』

プツ…
電話を切られた。どこにいるかも教えてくれないまま…。

私は「連絡待ってるからね」と言い残し、彼が生きていることだけを願って待ち続けた。


そして22日 火曜日
…朝5時前。私は寝落ちしていたが、
ふと、彼に起こされる夢をみて、飛び起きた。
すると1分後、

『おはよ』
連絡が来たのだ。
私は直ぐに電話をかけた。

「体調はどう?」
『何も分からないよ』
『…もう切るね…』

…プツ

とても怖くなった。恐怖の気持ちを押し殺して私はもう一度電話をかける。

…すると、電話に出たのだ。

『火…つけちゃった』
「え…!?…はぁ…何してるのよ」

私が声をかけ続けていると、
何か彼の様子が変化した
『(車の)外に出ちゃった…』
きっととても怖かったんだろう。

「今すぐ離れて!!!」

彼は自分の意思で車から離れたのだ。
自分で消防を呼んだ。

「私も行く。」
『◯◯港だよ』
「わかった。電話繋げててね。外に出てえらいね、頑張ったね、怖かったね…」
声をかけ続けながら、私も現場に向かった。

現場は、私たちが付き合い始めた頃によく車で向かっていた場所だった。

………ここに居るって予想できなかったなんて…私、最低だな…
そんな気持ちを抑えながら、彼の元に行く。
彼は既に消防の方に囲まれていた。

「良かったっ…!!」
『ありがとう』
そう言葉を交わし、彼も私も事情聴取を受ける。

車の火も全部消し止められた。
けが人なし。死人なし。
…本当に良かった。


事情聴取を終え、私も彼も疲れ果ててしばらく眠った。

22日 夜
電話をした。彼は少し元気を取り戻したようで、少し明るい口調に戻っていた。
もう、こんなことはしない。そう彼からも直接言葉で伝えられた。

私はとても後悔した。
なんで彼をこんなになるまでにさせてしまったんだろう。
…でも、後悔は先に立たない。
私は普段より明るい口調で、彼に接していった。

「もう、溜め込まないでね」
「私は◯◯(彼)の1番の味方だよ」
「1番に頼っていいんだからね」

私の言葉がどれくらい響いたかは分からない。
でも、彼のことが好きだからこそ、私は彼のことを支え続けることが何より大切であることに気がついた。


もしかしたら、あの朝の夢は、彼からの最大級のSOSが私に届いて来たから、みたのではないかと思っている。
最後の最後まで私に頼ってくれているのはとても嬉しかった。


これからの彼はどのようになっていくかは分からない。
だが、これ以上どん底に沈むことはないと確信している。上がるだけであるとも思う。
これからは私も彼もお互いがなんでも話せる関係づくりを一から作り直していく。


これは、私と彼の再スタート地点 である。



#この日は一生忘れない
#20250422

2/28/2025, 3:14:06 PM

#あの日の温もり

保育園に登園すると度々検温を行わければならない。
登園時、給食後、午睡後 、降園前…
その度に思うのだが、子どもの体温は大人よりも高く、熱がこもりやすい。
だから、検温をする時は、首元やおでこにも手を当てて、普段より熱の変動はあるかを見ていたりする。

この間、いつものように体温計をわきにはさんで検温をしていたら、いつも平熱が低い(36.5度台)子どもが、今日はなんだかいつもより熱い気がするな、?と思った。
ふと、体温計の数字を見ると、いつもの値である。
気のせいかなと思ったが、念の為反対のわきに体温計をはさむ。
その子どもは普段通りの時間に来て、普段通りの姿が見られている。何一つ様子がおかしいことは無いのだ。

ピピピピッ…
体温計がなり、その値を見てみると…



36.9℃


!?!?
普通じゃあないかい。熱がなくて良かったぁ。
そう言って、子どものことを抱きしめるのであった。
その日の子どもの温かさ(熱さ)は今でも忘れられない。

1/16/2025, 11:49:18 AM

涙って透明だよね。
泣き声を上げていたり、顔が真っ赤になるまで泣いた後はよく分かるけど、自然にポロっとでた涙や静かに泣く涙は、泣いている人のことをよく見ていないと気づかない。

私はよく静かに泣くから、あまり人には気付かれない。
でも、やっぱり、よく見ている人はすぐ気づいて「大丈夫?」と声をかけてくる。
涙にすぐ気付く人って、何か能力でも持ってるのかな。笑

そうやって涙を流すっていうのは色んな感情が溢れたから現れた現象なわけで…たぶんだけど心が純粋だから流れるんだろうなぁ



…じゃあ欠伸ででた涙は純粋さの現れなんだろうか…?

#透明な涙

12/9/2024, 11:05:23 AM

#手を繋いで

保育園で勤めていると、抱っこをせがむ子どもたちで溢れている。「抱っこ」して欲しいということは、抱っこしてくれる人が信頼できる人だったり甘えたい存在であったりするということなので、嫌われていないということだし、いいことなんだと思う。

思うんだがな。

たぶん私が誰でも構わず抱っこしてしまうし、抱っこする頻度が高いからだろう。
いつ何時もいろんな子どもたちから抱っこをせがまれるのだ。
初めは子どもたちの気持ちも不安定な中、保育園で過ごしているので仕方の無いことだと思っていたし、抱っこするのが嬉しくて、子どもたちを沢山抱っこしていた。
だけどもう12月。そろそろ子どもたちにも抱っこしなくてもいいようになってくる時期だし、体重も重くなってきて、そろそろ腰が痛い。

そう思っている時、とある職員が言っていた
ー 手を繋ごうよ 。

あ、その手があったか。
私は、職員に言われて素直に手を繋いでいる子どもの姿を見て、これがいい!と思った。

後日、私は「手をつなごう」作戦を決行する。
降園間近の子どもたち、多くの子どもが保護者のお迎えを待ち、そわそわしている頃だ。

「抱っこして〜」
ついに私に抱っこをせがむ子どもに出会う。
よし、今言う時がきた。
ー 先生ね〜、抱っこいっぱいしすぎて腰が痛いから、代わりに手つなご!

「いやだ!」
ーーまぁそう言われるよね。そりゃそうだ。
そう思っていたその時、
「抱っこないなら、ほかの先生に行くもんねー( ・̆⤙・̆ )」
ーー(・д・。)エ

こうして手をつなごうと誘った私には誰も抱っこをせがまなくなっていった………。(泣)

#保育士の日常

12/4/2024, 1:03:13 PM

#さよならは言わないで

・保育園でのできごと
・親子で登園してくる時、保育室の前で別れを惜しむこども
・お部屋で友達が遊んでいるものに興味をそそられ、ついそっちへ行ってしまう。
・お母さんはさっきまで別れを惜しんでいたこどものことが心配で離れられないでいる
・そんな時にこどもが放った言葉「さよーなら!」
さようならかぁ。明るい子どもの言葉を聞き、保育士と親はつい爆笑してしまった。

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