眠りにつく前に
脚の先から頭のテッペンまで
ギューっと力を入れて強張らせ
ガックンと力を抜く
それを4~5回繰り返すと
身体の中から指先まで暖かくなり
そして
疲れて眠くなる
今日も面白い夢
見られますように
『永遠に』
コミュニティごとに自分のキャラクターを変える
家族のコミュニティ
学校のコミュニティ
部活のコミュニティ
ボランティアのコミュニティ
だいたい素の自分なんだが
末っ娘の甘えんぼキャラ
目立たずコツコツ勉強するキャラ
目下の子に指導するしっかりキャラ
お年寄りに愛されいじられるキャラ
ふと
友達を作らないぼっちキャラを
大学生時代に試した
大学入学はこれまでの自分を消す
とても適したタイミングだった
最初の数ヶ月でまったく精巧なキャラクターに仕上がった
新しい生活でのキャラ変は
このコミュニティの中では
過去の自分をよく知る人がいないし
永遠に続けられるだろうな
いろんな気持ちを削ぎ落とし
他人のことを気にせず
自由だった
ただゼロから始まっただけだった
永遠に続くと思ったそのコミュニティの中の
私のキャラクターは
しかしいろんな人のと関係を構築して行った
人の気持ちになったり
人を助けたり
人に頼ったり
人に迷惑をかけたり
人を許したり
そうして
自分らしい自分になって行く
『理想郷』
ここ数年
年末が近づくと
いつも不仲の父と母が
もっともっと悪くなる
サチコの周囲では
期末テスト、クリスマス、
大掃除、冬休み、
大晦日にお正月へと
みんな活気に湧いていると言うのに
どういういがみあいなのか
子供のサチコには知るわけもない
時間のすれ違いが
家族を冷たくするのだろうか
期末テスト以外のなんの季節感も
感じられない
たまにある父母の怒声
サチコは悲しくて寂しくて
自分が作る家族は
クリスマスケーキがある
子供の所にはサンタさんからの
プレゼントがある
子供たちと皆でテレビの後ろとか
玄関のドアとか大掃除をしている
初日の出を見られなかった〜
と笑いあいおせち料理を戴きながら
お年玉袋がみんなに配られる
家族で近所の神社に初詣に行く
そんなふうに
夢を見る
私は子供を
家族を
寂しい気持ちにさせない
サチコの小さな理想郷
隣の市の幼稚園で
音楽教室があって
私達が演奏し楽器の紹介をする
の様なイベントがあった
誰でも知っている有名なクラシックや
ディズニーのメドレーなど
色々な曲を披露しながら
合間に目立った楽器を
私が説明する事になっていた
これがなかなかの緊張で
幼稚園児たちは
楽しんでくれたのか
全然覚えていない
見ず知らずの地で
何をそんなに緊張したんだろ
おそらく二度と会わない人たちの中で
チームのみんなや
指揮の先生には
とても褒められた記憶がある
めずらしく褒められたのに
どんな事を話したのか
どんなふうに話したのか
覚えていないなんて
あぁ〜勿体ない
随分昔の秋の音楽教室
憶えていない懐かしい思い出
ーーー懐かしく思う事ーーー
最初は
朝昼晩の食事をちゃんと摂っていないからだと
思ってバランスを考えてしっかり用意した
母親の私も同じ物を食べている
若いのだから少し多めにしてあげる
鬱々して夜も寝られないらしい
リズムを戻したいのだが
取り敢えず朝ごはんは一緒に食べよう
作り置きすると眠れない夜中に
ストレス発散する為に食べてしまう様だ
作り置きは辞めよう
3ヶ月後
なんと言う事!!
症状は変わらずに
体重が3~40kgも増えてしまった!!
糖尿病併発
角度を変えてみる
私自身の体重がゲキ的に削がれ
足腰が救われた
公的補助の勉強を始めてから
心理的な勉強、ホスピタリティ
雑談、認知症、トラブル対応
終活アドバイザー、資産運用
何より『鬱々』の人間にどう接して行くのか
何も分らなかった私には未知の勉強
いろいろな事に手を出して
良かった
娘のおかげで私の生き方の幅が
太くなった
娘のおかげで強く決心する自分になって来た
ーー周りの人たちを守れる人間になるーー
この子はまだまだ辛い最中だけれど
娘の物語
この娘の母の物語
ーーーもう一つの物語ーーー