SOS

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4/18/2023, 1:15:55 PM

自分の世界を作るという課題が美術の時間に出た。

みんな楽勝と言わんばかりの顔をして筆を進める。

そんな中、私は描いているふりをしてぼーっとしていた。

何も描けないのだ。

自分の世界なんて考えたこともない。

色なんてない。景色なんてない。何もない。

結局、私はこの課題をクリアすることが出来なかった。

けど、先生はクスリと笑ってこう答えた。

『無色の世界…貴方らしいわね』

なんだか、とても恥ずかしい気持ちになった。

4/16/2023, 4:48:11 PM

ずっと、考えていたことがあった。

もし、私がここではない、どこかで生まれたのなら…私はどうなっていたんだろうって。

もっとお金持ちの家に生まれれば我儘に。

もっと平和な家に生まれれば優しく。

もっと、もっと…ってずっと考える。

考えて考えて、今の現状に嫌気がさして。

無意味な妄想の繰り返し。

4/12/2023, 4:25:06 PM

なんとなくたどり着いた山。

綺麗な高台の上で、私は遠くの空へ向かって叫んだ。

死にたいと。

死にたいという綺麗なやまびこが跳ね返る。

5回…7回…と、どんどん薄れていく私の声は最後に何かを言っていた気がした…。

それはきっと、私が一番聞きたくないセリフ。

さて、なんだか分かりますか?

4/11/2023, 3:58:29 PM

言葉にできない辛さは、きっとあなたに伝わらない。

喉奥が焼けるように熱くて言葉を燃やしてしまう。

そのせいで私の言いたかった言葉は灰になって、そのまま胃袋に溜まってゆく。

どんどん…どんどん溜まってゆくそれを出す手段なんて見つからなくて、私は真っ黒になってしまった。

そんなこと、あなたは知らない。

だけどあなたも私の知らないところで…いや、そんなわけないか…。


4/10/2023, 9:56:13 PM

春爛漫…花がどんどん散ってゆく。

ふと手に乗った花びらは少し冷たくて。

死んだんだ…って思った。

ほとんど全員、死んでいた。

だけどお墓みたいな不気味さはなかった。

逆にすごく暖かくて、なんなら私も仲間に入れてもらいたいくらいだ。

けど…私はこんなに綺麗には舞えないんだろうな…。

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