私はいつも、特技の欄に現実逃避と書いている。
理由はそのままだけど、現実から逃げることが好きで、得意だからだ。
好きこそ物の上手なれって言うことわざと同じ。
好きだから得意になっていく。
まぁ、こんなことが得意でも、なんの評価も得られないんだけどね。
君は今、どこにいますか?
よく笑って泣いて、怒って驚いて…。
そんな幸せそうだった君は今、どこにいますか?
遠い遠い記憶の中にしか存在しない君は、一体どこへ行ってしまったのですか?
私のせいなのか、それとも私を取り巻く環境のせいなのか、私には分かりません。
ただ、君が帰ってきてくれるのであれば、私は精一杯の歓迎をするでしょう。
ずっと、待っています。
昔の私へ 今の私より
朝、夕方、夜…。
全部違う色をしているのに、どうしてどれも私をこんな悲しい気持ちにさせるんだろう。
小さい頃は空を見て喜んでいたのに、今はこんな物憂げな空を拒んでいる自分がいる。
それは、私の中で何かが変わっているという証であり、もう戻れないという証拠でもある。
だからつらくて、逃げ出したくなる。
なんで私は生きてるんだろう。
あなたは太陽のような笑顔で笑う。
みんなはそんなあなたが大好き。
だけど私は大嫌い。
その笑顔でどれほど私が不幸になったか知らないくせに。
まぁ、あなたからしたらどうでも良いんだろうけどさ。
とにかく私はあなたが大嫌い。
私もそんな笑顔で笑ってみたいのに、いつもあなたは私の先を行く。
昔からそうだよね、お姉ちゃんは。
0からのスタートなんて、そんなものあるはずがない。
最初がダメならもうやり直すことなんて出来ない。
だから私はもうダメなんだ。
将来に期待するだけ無駄だし、そんなの虚しいだけ。
そういって、私はいつも逃げている。
けど逃げる以外に特技がないから、何を言われてもこれだけは譲れない。
私はもう未来には生きない。