ここではないどこかへ行きたい。
物理的にも精神的にも。
いつも理想はぼんやりとあって。
理想に向かって旅をしている。
道程は霞んで見えなかったり、見えたり、
蜃気楼で距離感もつかめないけど。
ここではないどこかには、
きっと理想の自分でいられる場所があると
そう信じている。
#ここではないどこか
朝起きて、遮光カーテンを開ける。
空の様子が気になるが、
白いレースのカーテンはあけない。
テレビを見ながら身支度と朝食を食べる。
天気予報は晴れ。
ギリギリまであれこれやって、
いつの間にか出発予定時間を過ぎている。
駅までちょっと走らなければいけなくなって、
慌てて玄関から出て出勤する。
エレベーターを降りて、
マンションのロビーから出て、
空を見上げると思っていたより曇っている。
奥には暗い色の厚い曇が迫ってきている。
これは、傘を取りに行くべきか。
最悪帰宅時間に降らなければ良いのだが。
傘を取りに行くべきか、
このまま走って駅まで向かうか。
いやいや、天気予報は晴れって言ってたし。
一瞬迷うが、この迷っている時間が惜しい。
あいまいな空よ、忙しい朝に迷わさないでくれ。
#あいまいな空
街が好き。
田舎も良いけど、住むなら街が良い。
便利だし、何処へ行くにも行きやすいし、
いろんな事ができるし、
いろんな物も手に入りやすい。
でもちょっとだけ疲れるんだな…。
だから街と町の間くらいが良いのかもしれない。
疲れを癒しに行くのは田舎。
私にとっては、そのバランスがちょうど良いし、理想だ。
#街
狭い部屋は掃除がラクだ。
一人暮らしなら6~8畳の1Kで十分である。
できれば8畳だと、
家具を置いても窮屈にはならないし、
掃除機もかけやすい。
引っ越す前、物件探しをしている時に
不動産屋から独立洗面台のついた物件をいくつか紹介された。
独立洗面台である。
バス、トイレ別は譲れないが、そこにさらに独立洗面台があるという。
当然、独立洗面台のある空間分、床面も確保されていた。
「水回りの掃除が増えるから嫌です」と突っぱねると、
不動産屋の男性はビックリしていた。
女性は皆、独立洗面台欲しいと思っていたかのような反応だった。
私はお風呂についてる洗面台で十分。
風呂掃除ついでにシャワー使って掃除ができるので、
非常にラクで助かっている。
狭い部屋=コンパクトにまとまっていて便利 なのだ。
#狭い部屋
“正直者が馬鹿を見る”そんな状態になっている、
日本の世の中や会社の風潮。
なんで大人になると、
皆悪い人になっていくんだろう。
そんな悪い人が我が物顔で仕事したり、
街を歩いたり、しているんだろう……。
嫌な世の中だ。
#正直