2/10/2024, 11:36:07 AM
誰もがみんな
みんな同じ体験をしている
命が芽生え、そして人生の終わりを迎える
2/9/2024, 10:20:09 AM
花束
お葬式
あの花とこの花
一つ一つ大切に束ねる
君が眠っている棺に並べて
極楽浄土へ旅が始まる
2/8/2024, 10:02:59 AM
スマイル
君が小さい時からの口癖
「スマイル」
笑顔でいるとどんなに辛くても
頑張れるんだって言ってた。
2/7/2024, 10:23:11 AM
どこにも書けないこと
ねぇ、君は隠し事してる?
ん?してないって?
あはっ僕にはお見通しだよぉ?
あ、そうだっ
ここに秘密を書こうか?
大丈夫、僕は君を知ってるんだから…。
2/6/2024, 11:10:54 AM
時計の針
────チッチッチッ
目が覚めるとそこは初めて見るような景色、
隣には砂で汚れた服のおじさんが座って
腕を組みながら眠っていた。
部屋を見回すと工具箱や様々な植物に
窓から差し込む光が暖かくて
なんて神秘的なんだろう、と僕は思った。
数分後、おじさんは目を覚まし
僕を見るなり心配をしてくれた。
おじさんの名前はカールというらしい。
カールおじさんは家の近くで僕が怪我をし
倒れているのを見つけて助けた事、
目が覚めるのに三週間も経っていたこと、
ここの街のことについて
一つ一つ丁寧に話してくれた。
僕はまだこの情状を飲み込めなかったが
食べやすい料理や服など面倒を見てくれる
カールおじさんの優しさで安心していった。
────しばらく経ち、僕が回復した頃
カールおじさんは僕にサプライズで
小さめの時計をプレゼントしてくれた。
英語で書かれた僕の名前が刷ってある
銅色のとても綺麗な時計だった。
その時計の針はチッチッチッとリズム良く
落ち着くようなゆったりとした音色。
僕はその時計に見惚れて
嬉しくてカールおじさんに抱きついた。
僕は一言、震えながらカールおじさんに届ける。
「これは一生の宝物だ!」