シンビジウム

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3/24/2025, 10:00:10 AM

【曇り】

          "曇天"

ちょっと響きが悲しすぎない?

重すぎない?

3/23/2025, 9:58:38 AM

【bye bye…】

さよならが多いこの時期。

上手くさよならを言うのが苦手だ。

自分のことなんてと思って、さよならを言えなくなる。

大好きだった部活の先輩。

「ご卒業おめでとうございます」も言えずに、教室を眺めた。

最後に見たのは、卒業式の行進。

少し涙ぐんで歩く姿に、もらい泣きしそうになった。

また会えたらいいけど。

幸せに生きてたらいいけど。

大好きでしたよ、先輩。

3/21/2025, 9:37:44 PM

【君と見た景色】

「ほんとに、いいんですか」
「いいよ。出たいなら、出ようよ」
「納得できる勝ち方じゃなかったんです」
 
無意識に言葉が零れた。
今まで封印していた気持ち。
でも、耐えられなかった。
まだまだ若く、実績もない僕たちが勝っていいわけなかった。

「じゃあ出よう」
「出ます。…でも、これが最後」
「わかった」
 
やっと決断できた。
目標が決まれば、それを達成する道筋が見える。
あとはその道を走り続けるだけ。

勝てなくてもいい。
報われなくてもいい。
それでもいいから、去年の僕たちよりふさわしい人達が頂点に立ってほしい。
そして、僕たちも頂点に立てるような人物になって見せる。
そう気持ちを新たにして、前を向いた。
                       fin.

3/21/2025, 9:59:45 AM

【手を繋いで】

ふわりと柔らかく笑う姿が忘れられなかった。

「好きです」

空気に溶ける。

手を繋ぐことすらできなかった。

キスなんてなおさら。

あーあ、時間が流れる。

3/20/2025, 9:58:31 AM

【どこ?】

「教科書読んで」

先生から告げられたページを探す。

「どこ?」

隣の女の子に尋ねると、

「ここだよ」

とすぐに教えてくれた。

慌てて「ありがとう」も言えなかったけど嬉しかった。


あの子を思い出すと、いまだにその思い出がよみがえる。

少し茶色がかった髪の毛。
友達と話すときのはしゃいだ高い声。

ずっとあの子の視界に入りたかった。

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