2/16/2025, 9:23:18 AM
【君の声がする】
『恋慕』
「僕のこと、好き、ですか」
「好きだよ」
自分から聞いておいて、真っ赤に頬を染める。
「どしたの、不安になった?」
「…ちょっとだけ」
「好きだから、こういうことしてるんだよ」
ベットの上でも隣にいる。
こんなに隣にいたら、いつか一つになってしまうのではないかと思う。
「そうですよね」
「なんかあった?」
口が開きかけて、また閉じる。
話すのをためらっているのがわかる。
「…話したくない?」
「…言葉、見つからなくて」
なんかあると思うんですけどね、ともどかしそうにつぶやく。
「いつでもいいからね」
fin.
2/15/2025, 9:59:49 AM
【ありがとう】
「ありがとうね」
隣の彼にゆっくりつぶやく。
「なにがですか?」
「まぁ、いろんなこと」
「僕のほうこそありがとうですよ」
合った目線が何よりもあたたかかった。
fin.
2/14/2025, 9:59:29 AM
【そっと伝えたい】
友達とケンカをした、ような気がしている。
きちんと仲直りをできていない、ような気がしている。
はっきりとはわからないのはつらいし、悲しい。
なんとかしたいなって本気で思う。
あぁ、どう思ってるんだろう。
2/12/2025, 9:49:58 AM
【ココロ】
心からの"好き"と"嫌い"が言えなくなって
ただ自分の意見を言えなくなって
押し殺すことが増えた。
唇を噛みしめるような
歯を食いしばるような
そんな悔しさがたまに涙になって溢れた。
積もった言葉を夜な夜な壁に向かって投げつけて
それでギリギリ自分を守っていた。
2/10/2025, 9:59:54 AM
【君の背中】
彼の背中を追って、この世界に入ってきた。
それから、もう10年近くがたった。
よかったのか悪かったのか。
結論はいつになっても出ないけれど。
自分にはこの道しかないのはわかる。