8/2/2022, 11:35:06 AM
‐病室‐
夏の夕暮れ
蝉時雨
短き命光
人知れず
あららかに熱く
瞬き散よすが
戀を詠ひて
愛を歎く
我が想ひを
君に刻みて
君の聲を
我は忘れず
普段ツイッターにいます。
7/24/2022, 9:58:56 AM
‐花咲いて‐
誰にも真似できない
激しく美しい命の耀き
軌跡を描き
炎舞しながら燃え上がれ
地を揺るがすように
脈打ち鼓舞し
花のように微笑みながら
魅了しながら
7/18/2022, 8:12:15 AM
‐遠い日の記憶‐
はらりとうつろひゆく
戀の華
夕陽にうつろひ
影落とす
全身全靈注ぎて
戀うた
其の背を想うて
胸焦がし
夕陽に照らされ
燃え落つ
とるに足らず
小さき戀の物語
されど華の命は短く
咲き誇る刻も限らるて
陽に照らされて
燃え盡きやうと
其の戀いたづらに散らさうとも
誇れ想ひ戀心
7/16/2022, 3:45:40 AM
‐海亀を殺して
終わりにしたんだろ?‐
海をた搖蕩う
命のゆりかご
重度く紅き鼈甲を
月に星にと照らされて
多くは望まづ
ひつそりと生き
涙を流して砂原あがり
幾多の命生み乍ら
人の庇護無く
殘るは難し
彼の地は常世國か
儀來河内ならざりきや
7/13/2022, 4:11:15 AM
‐夏‐
(お題にそそられないから勝手にかく)
蒼き硝子の京風鈴
凪ぎに搖られて
啼き詠ふ
遠くにきこゆ
神社の祝詞
しほたれ石疉の
打ち水上氣
京町屋敷の厨子二階
たよりに腰掛け
頬杖つきて
この想ひは
蝉の聲に
掻き消されゆき