5/26/2022, 11:42:18 AM
‐月に願いを‐
風凪きて
夜は窓燈り
海滿ちては缺け
月滲み耀く
星煌めき瞬き
宙渡る旅人
遠き夢より
謳ひ來たりや
小夜啼鳥
5/25/2022, 12:10:01 PM
‐いつまでも降りやまない、雨‐
胸焦がし
戀しき君が我に問ふ
汝は何故に汝なのかと
我で無ければ
結ばれた戀
5/24/2022, 11:22:40 AM
‐あの頃の不安だった私へ‐
耳き ね や人 哀こ 乾こ
元み え は生 しん いん
でが 、 らは いな たな
囁欲 好 か少 世に 世に
いし き くし 界も 界も
てい だ てだ だ錆 だ灰
と と 甘け か色 か色
言 い らで らで
つ 方
て が
い
い
5/23/2022, 8:36:43 PM
‐逃れられない呪縛‐
生まれるのも獨り
逝くにも獨り
此の世は
いつも獨りつきり
わかつてる
勉強許りの頭でも
耳障りの好い言葉
笑顏が向くと
フラフラ着いていき度くなる
任せつきりで
樂に成り度い
投げ出し度い夜もある
暗い夜に弱い自分が囁く
邪な光に手を伸ばさうと
夢見る事は赦されず
突き附けられて
傷附いて立ちすくみ
孤獨に成る
現實が重度くのしかかる
流す涙も恥もせず
差し出された嘘と幻を
今振り拂つて
走り出す
自由を得て
孤獨を得て謳ふ
鳥のやうに
美しく獨り孤高に
風に舞ふ
薔薇のやうに
たとへ裸足で
荊の森に迷子に成らうとも
わたしは獨りでも
走り續ける
5/22/2022, 11:52:23 AM
稱賛賛美
謗りや批判
なんの評價も欲しくない
わたしわたしの爲に
愛するあなたの爲に
ふたりだけの
共有世界の爲だけに
言葉を操り謳つてゐるの
わたしを壞すあなたの爲に
ふたりよがり
終演わつた世界
メビウスの環で
逢ひませう