おおおおお

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8/1/2025, 2:04:46 AM

 人々が喜んでくれたって、私は生来のロマンチストではないのだという予感は拭えない。それは友情だろう。
 多分、カニカマみたいなものしかあげられない。かまぼこでもいい。愛することなんて簡単だと思っていたのに、こんなにも難しいことなのかと初めて思った。
 愛せる人はちょっと眩しくて、私は羨望する。
 だから、できるだけ美味しいカニカマをあげる。

7/5/2025, 1:18:10 PM

夕暮れの波音に耳を澄ませて、やっぱり彼が羨ましい。
私と似てるのに。

7/3/2025, 5:18:16 PM

 遠くへ行きたいと思ったから、いやに脈打つ心臓で、着替えを済ませて何も持たない。
 田舎の自然に晒されて、自分は非力と悟ったよ。

7/1/2025, 9:12:42 PM

 庭先に、ペットを埋めた。夏だった。
 もともと花を植えていて、自然と水をやりにいく。湿らせると、くらい土色がますます濃くなる。所々、ぐしょぐしょな土を見て、その中に、あの子の血が混じっている気もした。
 立ち尽くして、足元の泥──墓を見ている。私のつむじ辺りには、首をかしげた向日葵が、凝視しているに違いない。
 夏の匂いがする。

12/5/2024, 8:55:54 AM

誰も傷付かない世界が、もしあればと思いながら、結局のところ、あって欲しくなどなかった 夢と現実

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