「遠くの空へ」


あの空の向こうで繋がってるんだろうか

同じ空を見ているんだろうか

今何をしているんだろうか

叫んだら届きやしないだろうか

遠い遠い向こうの君へと想いを馳せる

「！マークじゃ足りない感情」

この感情の揺れをどう表せばいいだろう

この感動の大きさをどう表せばいいだろう

この感謝の気持ちをどう表せばいいだろう


どれだけ文字を重ねても伝えきれないものがある。
単純なマークに委ねるしかないことにもどかしさを覚えつつも、キーボードの予測変換に出てくる「！」を連ねるしか興奮を形にする方法が僕にはないんだ。

｢真夏の記憶｣


ジリジリと刺さる日差しに目が眩む。

毎日農作業にあけくれて、汗を流した夏休み。

ある日お昼は休んでいいよと言われ思いっきり自転車を漕いだ。

何しよう、アイツ家におるかな、どこで遊ぼうかな…。

あんなに鬱陶しかった蝉の声もベタつくシャツも

全身にあつまる風へと変わっていき、

麦わら帽子は陽炎へと消えた。

3段くらいのアイスクリームを持った少女がぶつかってきてアイスが足についたときは

｢すまねぇ俺のズボンがアイス食っちまった。次は5段を買うといい。｣

ってお金を渡すシュミレーションだけは終えてる。
早く少女きてくれ

｢やさしさなんて｣


やさしさなんて見返りを求めるだけ無駄ですよ。

だって、見返りを求めない思いやりがやさしさなんだから。