もちメル

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「真夏の記憶」


ジリジリと刺さる日差しに目が眩む。

毎日農作業にあけくれて、汗を流した夏休み。

ある日お昼は休んでいいよと言われ思いっきり自転車を漕いだ。

何しよう、アイツ家におるかな、どこで遊ぼうかな…。

あんなに鬱陶しかった蝉の声もベタつくシャツも

全身にあつまる風へと変わっていき、

麦わら帽子は陽炎へと消えた。

8/12/2025, 11:03:04 PM