NoName

Open App
4/9/2026, 2:28:15 AM

世界には、変わらないことがある。
春になれば、桜が咲くとか、
秋になれば、山が綺麗とか、
あたりまえで、みんなが知っていること。

それに対して、人間の世界はすぐかわる。
きっぷの紙が、カードに変わったり。
ウェイトレスが、ロボットに変わったり。
どれも小さな、大きなこと。

だからこそ、忘れないでいてほしい。
ちょっと遠くを見渡せば、
変わらないことが、いっぱいある。
大切なことも、いっぱいある。
世界はそれを教えてくれる。

これからも、ずっと───。

4/8/2026, 2:20:03 AM

沈む夕陽が呼んでいる。
真っ赤な空に大きく一つ、
まるい月が、夜を誘う。
世界は廻る、時間も過ぎる。

…そろそろ僕も、帰らないと…

4/7/2026, 2:28:28 AM

君の目を見つめると、
そこにはいつも、僕がいた。

僕が君を見つめると、
そこには今も、君がいた。

それでも、あぁ、くやしいかな。

今はもう。
君の目は、遠い空すら映さないんだ。

4/6/2026, 5:52:42 AM

カランとゆれる、光にかざす。

星空の下で小瓶をかかげて、
踊るみたいに、くるくるまわる。

宝石みたいにキラキラと、
光をたくわえる氷砂糖───。

きれいだね…
おいしいね…

街灯が照らす、まっくらな道。

瓶を通して色をまとって、世界が変わる。
まっしろ、ふわふわ雲の道
まっさお、じゃぶじゃぶ海の道

きょうはどれにしようかな?

ふわふわ優しい、ぴんく色?
わくわく嬉しい、おれんじ色?

どれもみんなたのしそう!

ね───。

そこのぷかぷかおばけさんも、
わたしといっしょに遊びましょ。






4/4/2026, 10:52:29 PM

蒼い血潮の返しを浴びて、
震える両手で抱きしめる。

何をしている───。

脳に響くは己が定め

人ならざるは斬らねばならぬ。
そう刻まれた、絶対の諚。

油断をするなど、あってはならぬ───。

奴らは死すらも、越えてくるぞ───。

繰り返される警笛が、
思考の曇を晴らさんとする。

わかってる。

傷だらけの己の身は、
それが敵だと理解している。

…だからだろうか?

背筋を駆ける、鋭い悪寒。

小さく震える空気の揺らぎ、
その音の根が聞こえる前に。

振るった刀が、敵を断ち切った。

それでいい───。

そう呟いたのは誰であったか。

血だまりに。
穏やかな笑顔が、
ひとつ、転がっていた。

Next