別れはいつだって突然。
心の準備に時間をかけられたとしても、
時間までは約束されない。
その時はやっぱり突然やってくる。
巻き戻したくても巻き戻せない。
別れを経験した直後、人は時間を大切にしようと思う。
それなのに、人はいつしか突然別れがやってくることを人は忘れてしまう。
いくつの頃の恋物語を綴ろうか。
性別なんて気にせずに、好きな子ができた幼い頃。
男の子、女の子を意識してから、好きになったあの子のこと。
異性として、恋愛対象として見始めたあいつ。
結婚を初めて意識した彼。
結婚後のこと、子供のことを真剣に考えたあの人。
隣でビール片手にネットで漫画を読むこの方への恋物語は結末の見えない長編日記となり、
今、私のノートに綴られているのは、
私の片思いでいっぱいの子供たちとの恋物語。
いくつになっても特別な響き。
学生の時は、テスト勉強をしながらラジオを聴いて過ごした。
仕事の仲間と居酒屋で。
終電を乗り過ごしたことに気づいて、朝までやっている店を探して飲み屋街を歩く。
一人で過ごすときは、ビールとツマミを準備して、借りてきた映画を何本も見る。
今は明日のことを考えて、ビールをお茶にして、映画を本に....なんて言えたら格好いいけど、
結局、今は夢の中で真夜中を過ごす。
風に身をまかせたら、どこまで行けるだろう。
何も考えずに空高く飛べるだろうか。
遠くまで行けなくてもいい。
高く飛べなくてもいい。
そっと風に吹かれる程度いいから、
風に身をまかせて、気持ちだけは自由でありたい。
本を読む。
韓国ドラマを見まくる。
ひたすら掃除する。
パンを作ってみる。
書を書く。
ゆっくり湯船に浸かる。
昼寝する。
書いてみて、特別なことが何一つないことに気づく。
もしかしたら、
おうち時間という言葉は、
当たり前の日常を特別な時間にしてくれる
「魔法の言葉」
なのかもしれない。