2/25/2026, 5:21:00 PM
雲の絵に広げた鬱が頭を擡げる
詩人の居ぬ間に ひとつの終を
夕方の霜に消ゆ紅顔の若者
指折る時に居なくなった
それで、何もかも終わりになった
5/21/2025, 3:09:38 PM
腹を空かした黄土色の空が人の営みをせせら笑う
大きな目玉が頭の上まで昇って、それから落ちた
瞳孔が大きく開いて、血管がよく見えた
蒼の陽が
蒼の陽が
遠い親戚に似ていた
知らんぷりしていた
非日常はゆっくりと崩れる
老いた狗のように
食い意地を張ったカタツムリのように
紙の上にただインクを垂らしていた
透けた空に藍の色が乘る
思わず目を覆った
2/17/2025, 3:56:31 PM
大きくて小さくて軽くて重い
すごく近くにいるようで とても遠くにいる
親友としての他人行儀
跳ねて、跳ねて、跳ねて、遠くへ行った
深い深い穴へ いつまでも落ちていく
その小さな針先で指を擦って
涙のように雨を降らす
星 星 星 星 星
溢れないで
星 星 星 星 星 ………
1/19/2025, 3:27:30 PM
痙攣の如くの感動
目に涙を浮かべる妻
手足を青緑に染めてじたばたする
痙攣の如くの勘当
大枚を叩いて手に入れたのは1冊の本だ
気が狂う
飢餓クルー
オイルが床に滴り落ちて、偏頭痛
知らん子
知覧語
湖には絶えず血が流れている
10/2/2024, 4:16:31 PM
あの部屋に誰もいない
おまえを閉じ込めていたのに
あの部屋に入れない
私をドアの前に残して
あの部屋が見えてこない
いつも近くにあった
私もおまえも 虚ろに遠くを見ていた
口がついていても 話せないことは
路地の向かい側
喫茶店の小窓から歯を見せる
私は目も見なかった
その顔がとても怖かったから
路地の向かい側
喫茶店の小窓から歯を見せる
私は線を引いていた
おまえが目を剥いていたから