あまねこ

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8/15/2024, 5:18:10 PM

夜の海
サンダルを脱いで
波打ち際に立つ
月を写してできた道を
そっと踏み込んで歩いていく
風と共に音を立てた波が
素足にあたり
去っていく
月へ帰るように

7/22/2024, 5:54:55 PM

「もしもタイムマシンがあったなら」

どこに行こうか?

遠い過去に行って、恐竜を見たり偉人に会ったりしようかな。それとも、遠い未来に行って、未知の技術を学んだり空飛ぶ車に乗ろうかな。少し前の過去に行って、色んな出来事を予言したり些細な失敗をやり直すのもいいかも。でも少し先の未来に行って、自分の将来を見たりこれから起こる事を知るのも捨てがたい。

やりたいことがいっぱいだ。やっぱり「もしも◯◯があったなら」といえばタイムマシン。誰もが一度は考えるようなロマンがたくさん詰まってる。ほんとにあったらいいのにな。
…あれ?机の引き出しから光が…?

7/21/2024, 5:32:45 AM

私の名前

私が生まれる前の夜、ぽつぽつと落ちていた雨。
その音を聴いた母は、私に「あまおと」を意味する名前をつけた。
私の身の周りでは、それは珍しい名前だった。幼い頃の私は「もっと可愛いくて、他の子にも多い名前が良かった」とよく思っていた。当時の私には、親が名前に込めてくれた想いがよく分からなかったのだ。
しかし、成長していくにつれ、唯一無二のこの名前に愛着が湧き、それに込められた温かい想いも理解できるようになった。そして何より、名前の影響だろうか、今の私の身近な人たちには「明るさ」や「太陽」を想像するような名前が多い。彼らはまさに「雨天」である私を照らし、晴れに導いてくれるような存在だ。単なる偶然かもしれないが、私の名前が違えば、彼らに出会えていなかったかもしれない。
雨は、私にとってとても思い出深い。しとしと降ってくる音を聴いていると、なぜだかとても安心する。もしかしたら、私がお腹の中で聴いた母の鼓動と生まれる前の夜の雨音を重ね、思い出しているのかもしれない。

7/19/2024, 6:13:49 PM

視線の先には
君の長くて綺麗な髪
そよ風に誘われて
泳ぐように動いている
その光景が
なぜだかとても愛おしい
はしゃぐ枝毛が
私の心をくすぐっているようだ

7/6/2024, 2:55:10 PM

「友だちの思い出」

君は、孤独な私に一番に話しかけてくれたよね。

君は、困っている人を必ず手伝っているよね。

君は、いつも笑顔でどんな人にも優しいよね。

君は…ああ、ダメだ。君は私を「友だち」だって言ってくれたけれど…。君は私の隣にいては、もったいないくらいの人。だから、私が一方的に君を見ているだけ。これじゃ「友だちとの思い出」じゃなくて、"私が見ていた"「友だちの思い出」になってしまう。

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