【どこにも書けないこと】
どこにも書けないことは、ここにも書けない。
人の不幸を願うことなど書けない、書いてはいけない。
そんなことを書けば逆に自分が不幸になる。
だけど時おり人の、しかも特定の人の不幸を願っている自分に気づき私の心は震える。
なんてひどい人間なのだ、と。
つい人の不幸を願ってしまうとき
中島みゆきの「怜子」
♫ひとの不幸を 祈るようにだけは
なりたくないと願ってきたが♬
が聴こえてくる。
そうなのだ、そうなりたくないのに、頭ではそう思っているのに…
どろどろとした醜さを心に抱えた最低の人間の私だけれど
せめてその人の名前だけはどこにも書かないでおこう。
それでも自分が不幸になるなら、それもやむを得ない。
その運命をただ受け入れるだけなのだ。
【あなたに届けたい】
あなたが好きなものをもらったとき、あなたに届けたい
美味しいものを食べたとき、あなたに届けたい
仕事が忙しくて休めないと言ってるあなたに私の暇な時間を届けたい
ひとりで近くの温泉に浸っているとき、このまったりとした時間をあなたに届けたい
近くにいれば美味しい貰い物もあなたに届けられるし
たまにはゆっくり温泉に行こうよ!と誘えるけれど
あなたは遠くに住んでいる
電話やラインで声を聞いたり近況を知ることはできるけれど、望めば姿も見ることもできるけれど…
それでも届けたいものをすぐには届けられない
でも遠いからこそ届けたいと思うのかもね
もしかすると、いつも近くにいたらそんな気持ちにならなかったりして(笑)
あなたに届けたい
そのあなたは大切な私の子ども
【安心と不安】
頭と体はほどほどに忙しい方が良い。
暇だとあれこれ考えて不安が募る。
ポジティブな性格なら良いけど私は真逆。
何でも悪い方へと思いを巡らせてしまう。
とても不安なことが起きて、どうにか乗り越えてホッとして安心する。
でもまたすぐに別の不安がわき上がる。
コップに水がまだ半分ある
コップに水がもう半分しかない
私は後者の性格
それなら憂いがないよう準備万端すれば良いのに、それはしない。
全く矛盾だらけの人間なのだ。
環境など外的要因で 不安があるならわかるがそんな大変な状況でもないのに常に不安がつきまとっている。
つまり私の心の中の問題なのだ。
大腸に善玉菌と悪玉菌がいるように私の心の中には安心菌と不安菌がいて、たぶん安心菌が少ないのだろう。
不安菌を殺す薬か安心菌を増やす食べ物なんて、どこかにありませんかね?
【タイムマシーン】
タイムマシーンがあったら、どの時代に行こうか?
普通は過去に戻りたいけど、とっとと今を時代を越えて90歳の時代に行くのもありか?
私の子どもは結婚してる?
孫はいる?
そもそも私は生きている?
うーん、やっぱり過去に行ってやり直せる時代に戻るのが無難かな?
でもそうしたら今の子どもに会えないかもしれない、そもそも夫に会ってないかもしれないのだから…
やり直すとすれば中学生
安楽に暮らし、何も考えてなかった頃…
あの頃にもっと学ぶことの大切さや真摯に生きることに気づけていたら、きっと私の高校時代はもっと充実しそれなりの成績になっていたはず…
でもなぁ…仮に良い大学に入り、いわゆる大企業の社員や公務員になったとしても、激務で体を壊したり仕事一筋で楽しみを感じることもない生活だったら…と思うと
それはそれで寂しいよね。
結局、貧乏でもほどほどに優しい夫と素直に育ってくれた子どもに恵まれたことに満足してる自分で良いと思ってる。
タイムマシーンがあったら!と空想の世界で楽しむことにしよう。
【特別な夜】
振り返れば確かに特別な夜はいくつかあったと思うが、時を経た今ではそれが特別だったかさえ定かでない。
現在の特別な夜は
夫がいない夜(笑)
美味しいものをスーパーで買ってきて料理もせず洗い物もする必要がない夜
極楽、極楽と思いながら好きなテレビ番組を見たり、録りためたものを見る。
そうして夜は更けてゆき、ふと思うと少し寂しい。
極楽な夜は夫のいない少し心細い夜になっていく。
結局、今の特別な夜は夫の存在を改めて気づく夜なのかもしれない。