しぐれ

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8/25/2022, 7:19:47 PM

「向かい合わせ」

向かい合って、目を合わせて話し合うのは
あまり好きではない

相手の視線が真っ直ぐこちらを捉えて
常に監視されてるようで気が抜けない

そもそも目を合わせて話すこと自体、苦手である
気まずくなってしまう。

見るのも見られるのも、どこか怖さを感じる。

一線置いて、距離をとって疑って。
相手の本心を知るのが怖い

表情で考えてる事が分かってしまいそうだから

この関係が壊れる事を恐れているから

相手を信用しきれていないから

知るのも知られるのも怖く恐ろしい

何も知らなければ、関係が崩れることは少ない

何も知らなければ、深まることもまたないに等しい

私にとって面と向かい合う、という事は相手を知る覚悟と、自分を知られる覚悟がいる。

その覚悟がなければ目を逸らし続け、人との距離は遠くなっていくばかりになってしまうだろう。

まずは、その事実と向き合うことから始めなければならない。

8/21/2022, 4:21:07 PM

「鳥のように」

飛べたなら

何処まででも行けるだろうか

何にも縛られないだろうか

翼があったなら、自由になるだろうか

それとも、鳥籠に囚われそこで生涯を過ごすのだろうか

それか誰かに喰われてしまうだろうか

身を引きちぎられる痛さ、食いちぎられる痛さ

抗うことも出来ず、ただ痛みと苦痛と、死ぬという実感だけがひしひしと襲う。

焼かれてしまうかもしれない。

もし鳥になったなら

地を早く走る事を羨むだろうか

羽根が無ければと思う日がくるのだろうか。


私はそれでも鳥のように羽が欲しいと思うだろうか。

異形だと言われ、いつしか私も鳥のように______

8/18/2022, 8:41:39 AM

「いつまでも捨てられないもの」

この命

捨てたいと願うことも思うことも吐き出すことも

沢山したのに、いつまでも此処にある

捨てれば私という存在が危うくなるというのに

捨てたいと思ってしまう浅はかさもまた捨ててしまいたい

無意識のうちにまるで悲劇のヒロインのように綴るのも縋るのも

自分はこんなに辛いんだと悲観してしまうのも否定的な思考も

それを捨てれない甘さもまた、

いつまでも捨てられないものの1つ


捨て方も手放せるかも分からない

ただただ捨ててたいものだけが私の中に振り積もって

溢れて、降やむことはない。

8/16/2022, 5:06:20 PM

「誇らしさ」

何処にもなくて

何処を探しても見つからなくて

仮にあったとしても、とても他人には言えない

否定し続けて、上と比べ下ばかり見て

見えないふり、見てないふり

これ以上、傷つきたくないから

否定されるのが怖いから

傷つけるのが怖いから

隠しておけば、閉まっておけば、傷つく事も否定されることもない。

ただ薄れていく、失っていく、錆びていく。

誰の目にも触れず、評価もされない。

どれだけ価値があっても、その価値に気が付かなければ

意味が無い。判断出来ないそれはゴミと同じになり

やがて捨てられる。

自らの手で自分の誇れるものを沢山、捨てているのかもしれない

8/13/2022, 9:27:55 AM

「君の奏でる音楽」

放課後の音楽室

今日も君を探してここに来ていた

いつもの椅子に座って、君に曲を弾いてとねだる

静かな教室に君が奏でる旋律が音となってこだまする

夕陽に照らされる君はとても幻想的に見えた。

夢の世界にいるようで 非現実的な感覚

ずっと聞いていたい。と言う気持ちが自然と湧いてくる

そう思わせる音

君の演奏がいつまでも続いてて欲しい

そう思うほどに、儚く美しかった

いつか演奏も終わってしまうのに

静かな音楽室に1人

今日もあの日々を思い出しながら君を探して

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