「愛を叫べない」
愛って、愛しいって思う気持ちって
どんな感じなんでしょう。
「恋に落ちる」「愛している」「好き」とか
言葉では聞きくけれど私には分からない
「好き」とか「愛してる」って
どういう気持ちの事を言うんだろう。
恋ってどんな感じなんだろう
色んな人に恋心を抱く人の
頭の中を覗いてみたい
どうしてそう、次々に人を好きに愛しく
思えるのか知りたい
愛しいってどういう気持ちになるのか
恋に落ちるってどんな感じなのか
教えて欲しい
恋してる人が羨ましい
誰かを愛しく思う気持ち、恋する気持ち
一向に私は知ることが出来なくて
聞けば聞くほど羨ましさや憧ればかりが
積もるばかり。
ただただ聞かされる御伽噺の世界に
私は入れて貰えなくて。
せめて、あの人カッコイイ。とか、あの人が好きになった。じゃなくてそれがどういう気持ちなのか、どういう風になるのか、恋に落ちるという気持ちがどんなものなのかを教えて欲しいのに
そんな事とても聞けなくて。
「知りたくても知れない愛という感情を
私に教えて欲しい」
「いつか、愛を叫べるようになりたい」
「1年後」
ちゃんと生きてるかな。
辛いのも苦しいのも悲しいのも
全部無くなってたらいいな…
誰かに気づいて貰えたかな
仮面は取れてるかな
気は張ってないかな
外に行っても体崩すことなくなってるかな
息苦しくはないかな
心から話せる人は居るかな
死にたがりは治ってるかな
独りじゃないかな
前を向けたかな
誰かに相談出来たかな
人は好きになれたかな
心から笑えてるかな
それともまだ辛くて苦しいまま仮面かぶって
取り繕って生きてるかな。
それとも、壊れてるかな。
1年後どうなっているのかな
「初恋」
恋をした事ない私には
初恋がどんなものかよく分からないけれど
きっとそれはとても綺麗で最初で最後の特別な気持ち
初めてだからこそ感じる気持ちは何にも変えられない
特別で大切な感情なのかと思う。
もしその恋が実らなくても
きっとそれは決して忘れてはいけない気持ちで
大切な思い出。
その気持ちをまだ知ることの出来ない私には誰かに恋する気持ちは、まるで夢物語の様
恋に落ちて誰かを愛しく思えるその気持ちが
誰かと結ばれて幸せになりたい、
尽くしたいという気持ちが
ひどく羨ましくて憧れる
勿論、恋が実る事が1番良いけれど
恋できるだけで幸せものだと私は思う。
こんなドロドロでぐちゃぐちゃの世界なんて
もう二度と生まれなかったら良いのに
生存本能や弱肉強食でしか生きていけない世界
この世界は常に誰かの犠牲の上に成り立っている
常に命が狙われ続けて
ただひたすらに生きて子孫を産み繋いでいく
その中で娯楽や平和ぼけしていられるのはきっと人間くらいだ
殆どの生き物は知能も少なく、考える事、楽しむ事
手足が無いもの、数時間で死んでしまうもの、食べられる為に産まれてきた何も出来ないもの
それら一つ一つに幸せを願ってはいけないのだろうか
そんな無慈悲な世界のその先に何があると言うのだろう
何億匹の生物の命など、どうでもいいって言うのか
それ程多くの生物が死んでいって
それでもそれで終わることはなく
なにかが産まれてしまうから
同じ過ちを何度でも繰り返し続ける
こんな生まれた時から不平等で
悲痛で残酷な世界なんて
もういっそ滅びてしまえばいい…
一匹残らず消し尽くして
もう二度とこんな世界……。
例えこれがどれだけ残酷な選択でも
私にはどうしたらいいか分からないのだから
私は願う事しか出来ない無力なものなのだから
その優しさが嘘ならば
同情や無理やり付き合わせてしまっているだけなら
突き放して。
私にはそれが本当の優しさか分からない
繕って隠していたら尚更に気づけない
本当はそう思ってないなら言葉にしないで
無理に口に出さないで
貴方の言葉が嘘でも
私はそれを気づかず舞い上がってしまうから
無理に優しくされて、それが嘘だと知った時の方が
ずっと辛いから、嘘を付くのが優しさなんて思わないで
私が苦手なら無理に関わらなくていいから
痛いくらいの毒々しいヤサシサは
私にとって凶器同然なのだから。