愛ほど歪なモノは無く
愛ほど美しいモノも無く
誰もが1度は夢見たはずの
運命の糸
絡繰りは 愛の特別を知らない
其れでも男は 諦めず
世界で1つの愛を紡ぐ
例え運命など無くとも
運命を作り出す
その姿 誰の目にも
白馬の王子のやうに映り
永遠に語り継がれることになる
時は経ち
果たして僕は 本当に愛を知ってるか
お題目【大好きな君に】
タイトル【問い】
ふと 揺れた
硝子越しの 濁った灯り
もう日を越える時 咲く
あれは何の花か
溶けた笛の音 遠ざかる
神輿の中に 誰かいる
心の内で 嘲笑い
すました顔で 座ってる
姐さんの 声も
上の空
雛人形 笹の小舟で
滝下り
お題【ひなまつり】
タイトル【行き着く場所は】
その姿
道化師のやうでありました
操り糸に括られた
道化師のやうでありました
Tapdance
舞台の上で 軽やかに
But we don't forget.
我等の生は
天の幼子達の
気紛れ人生遊戯
お題【たった1つの希望】
タイトル【賽の目】
箱の底は 開いたまま
溜まることなく 垂れ流れ
未だ満たされず
いつの日か 底を閉じることが出来るまで
嗚呼 我が君
仰せのままに
お題【欲望】
タイトル【信仰は盲目】
星の綺麗な夜でした
冷やされた硝子 指先から伝わる
澄んだ空気は 頬を撫ぜてゆきました
窓越しに 濁る街灯の灯り
此処を牢獄に思わせるには 充分な程
この文は いつか誰かに届きませうか
遠く遠くの街の誰かに
問いに答えず
夜明けの合図で 飛び立った
誰も知らない遠くの街へと
お題【遠くの街へ】
タイトル【小瓶】