人の生を歩いていると、割とあらゆる選択肢にぶつかります。
たとえば今日のご飯は肉を食べるか、魚を食べるか。アパートの部屋を借りるか、家を買うか。大小さまざまではあれど、幾度も幾度も選択をして、今の自分に至ります。
選択をするということは、たいていは片方だけを選ぶということです。となると、選ばなかった方の選択肢の先も、覗いてみたくはありませんか?
もしも未来を見られるなら、別の世界線の未来を、見てみたいのです。
朝、デスクトップの端に1匹の小さなくもがおりました。暖かくなって出てきて、洗濯物に飛びついてしまったのか、玄関から紛れて入ってきたのか。よく動くので、そのままお外へ出ていかないかな、などと思ったのですが、届くはずもありませんね。結局、長い棒の先端へ歩み移らせて、お外へ逃がしてあげました。
部屋の中で出くわす虫、怖いものですね。
わたしはフクロウが大好きです。
彼らの目は正面で固定されているため、首ごと動かして辺りを見渡すそうです。後ろに居てもくるりと振り向かれ、まんまるの目でじっと見つめられます。
ごはんを持っていると途端に目つきが変わります。子供のようにきらきらさせて、クルル、クルルと鳴くのです。くちばしの先で器用にごはんを食むのが大変愛らしく、もっと、とねだる姿もたまりません。
朝日色の子、夕暮色の子、夜色の子。そこにいるだけで癒やされるのに、尊い君の目に見つめられると、明日も頑張る活力まで、湧いてくるのです。
わたしはこころが弱っていると、大切なものを大切にできなくなります。家族や友だちをないがしろにしたり、毒を含んだ言葉を吐いてしまいます。そんなつもりは毎度無いのです。でも事実としてそこにあり、それが原因で離れていったひともおります。
わたしがいやになって離れたこともあります。そのときは相手が悪いのだとずっと思っておりました。でも今になって考えてみればわたしの方が、いえ、わたしがそもそもの原因を作っていたのだと思い至って、二度と言葉を交わせない事実に打ちひしがれています。
きれいな話ではございません。わたしの中の目も当てられないよごれた部分を、後悔とともに吐き出しているだけです。大切なものを大切にできるそのこころを、大切にして下さい。ありがとうとごめんなさいをきちんと言えるそのこころを、大切にして下さい。
エイプリルフール、色々なゲームアプリで全力のおふざけが見られるので結構好きです。