高校生の頃の自分に言いたい。
もっと自分の街にもっと興味を持てと。探検すればするほどいろんなコミュニティやいろんな景色が溢れているのだから。
下宿をしていることで、自分がどれだけ狭い狭い範囲でしか暮らしていなかったのかを痛感する。
地元は特別な場所だ。でも今は胸を張ってそう言うことはできない。
まだ小さかった時は自分の半径3メートルぐらいの中でやりたいことをひたすらしようとしていた気がする。
少し成長したら地球の反対まで行ってもできないようなことをやりたいと夢を見ていた気がする。
思春期真っ只中にはやりたいことなんてないとある種達観して世界を見透かせた気になっていた。
大人への階段に本格的に足をかけだした今は自分の中にある心地いいゾーンから一歩か二歩踏み出したことならなんだつてやりたいことだ。
朝日がないと起きられない。
朝早く外に出た時の少し張り詰めた空気と、それとは裏腹に暖かく降りそそぐ朝日が好きです。
自然と玄関前で深呼吸してしまう。
目の前には一直線な道。丁寧に舗装がなされている。
二車線、いや四車線はある大きな道だ。
どこまでも続いているように見える。
おかげで僕は迷わない。
ふと横の方に目をやると道がある。
緩やかに曲がっているし、脇道だからか舗装が甘い。
しかしその道の奥が心なしか光っているように見える。
「行ってみたいな」「何があるんだろうか」
僕は光の正体を探ろうとがんばって身を乗り出す。
が、歩みは止めない。
「僕の地図にはない道だ」「迷ったらどうしよう」
そうこうしてるうちに通り過ぎてしまった。
何事もなかったかのように前を向き直し変わらず歩き続ける。
人生ってこんなもんかも。
ほっとくと惰性に任せちゃう。
あと30秒で地球が終わる
確かな絶望で目の前がぼやけている。それでもあなたが目の前にいるのは感じられる。
こんな状況になったらどうしようか。
「あなた」と言ってみたものの特別な相手がいない。そんなわけで「あなた」を友達と仮定して考えてみよう。
まず感謝するだろう。「こんな俺と時間を共にしてくれてありがとう」と。そう、考えれば自分と過ごす以外にももっと有意義な時間の過ごし方はあるのかもしれない、いやあるだろう。それでも共に時間を過ごしてくれる。友達というのはそういうもののなのだなとしみじみしてくふ。
最後はハリウッド映画のように熱い抱擁でも交わして終幕だろう。
こんな時がいつか来ると思うと、過ごした時間に意味を見出せるようにこれからも過ごしていきたいと強く思った。