『無色の世界』

無機質な箱の中、長い時間天井をみつめている。
閉鎖的な空間は、色彩のない無色の世界を痛いほど感じさせていた。

分厚いガラス窓の外の景色が移りゆく度に、世界から取り残されていくような空虚感さえ思わせる。

やがて、消灯時間が来る頃だ。
明日も心の闇と向き合うだろう‥

『届かぬ想い』

貴方への「届かぬ想い」は、失意から感謝の気持ちへと変わりました。

『こんちくしょう！！』は、「それだけイイ人だった！」と思えるようになりました。

美化された想い出を胸に‥届いた貴方からの
幸せになって‥

『神様へ』

あの日、神様へお頼み申し上げましたが願いは届きませんでした。

だからこそ、人として成長できることも多くありました。

『神様なんて信じない』と思ってしまった浅はかな自分をお許しください。時に試練を与え、幸福の尊さを教えてくださった神様へ感謝いたします。

千秋より

『言葉にできない』

言葉にできないほどの感情は
心臓の波形と一体化し、息苦しささえ感じる

喜びも悲しみも含めて、処置が必要な一過性の精神疾患

『春爛漫』

光り輝く春の訪れ
「春爛漫」と「鬱悪化」

命の芽吹きを感じる季節に追いつけず、我が身体に安定剤という『肥料』を与えよさらば与えられん