『どこにも書けないこと』
どこにも書けないこと。
それは悪いこと?
恥ずかしいこと?
後悔したこと?
それとも自分だけの思い出?
どこにも書けないならそれでいい。
誰かに書けと言われても絶対書かないで。言わないで。
心の中に閉まっとくの。
それが悪いことでも。
反省できる時が来る。
自分だけの思い出。大切なこと。
無理やり聞き出そうとしないで。
あなたのペースがあって、相手のペースがあるの。
それを分かれないなら、聞かないで。
『時計の針』
時計の針は時間を戻せるけど、現実はそうはいかないね。
でも、時計と違ってくるわない。
くるわったら捨てられるんだよ。
死と向き合って生きて。
毎日を大切に。
後悔する前に
『溢れる気持ち』
あの日、私はお寺に行った。
母がもう長くはなかったから。
最後に、健康のお守りをあげたいと思ったんだ。
お母さんは僕が車に轢かれそうなところを庇って怪我をした。
運が悪く、頭を打ったらしい。
どうして?
死んじゃうの?
嫌だ。
という、はち切れそうな悲しみと、
ありがとう。
ごめんね。
という、溢れる感謝の気持ち。
もしかしたら、僕が死んでいたかもしれない。
溢れる気持ちは抑えきれない。
でも、
辛い時は、泣いていいんだよ。
その傷ついた痛みを全部は受け止められないけど、
頼って。話して。
あなたの気持ちが落ち着くまで。
『Kiss』
キスってなぁに?
私がまだ小さい頃、私はおばあちゃんに聞いた。
「それはね。まだ知らなくていいんだよ。
だから、本当に大切な人にだけあげなさい。」
そう言われた。
私は意味が分からなくて、お母さんにキスしようとしていたらしい。
そしたら、おばあちゃん、
「それはちゅー。ちゅーはありがとうと大好きを伝えるの。お母さんの特権ね。」
と微笑んだらしい。
おばあちゃんは病院で亡くなる前、私にちゅーをしてくれた。
私もちゅーをした。
意味は同じだけど、人それぞれ込める思いは違うんだ。
その時、私はKissとは、ちゅーとは、なにかわかった気がした。
『1000年先も』
1000年先まで生きられたら。
こんなに生きられたらあなたとずっと一緒に居られる。
死んでしまう、悲しみも辛さもないだろう。
だけど、大切な人はどんどん消えていく。
あなたもね。
やがて誰もいない、静まり返った世界を呆然として見るだろう。
私を見送ってくれる人は居ないだろう。
死んだあと、1000年先もあなたのことは忘れない。
愛してるよ。ごめんね。