『溢れる気持ち』
あの日、私はお寺に行った。
母がもう長くはなかったから。
最後に、健康のお守りをあげたいと思ったんだ。
お母さんは僕が車に轢かれそうなところを庇って怪我をした。
運が悪く、頭を打ったらしい。
どうして?
死んじゃうの?
嫌だ。
という、はち切れそうな悲しみと、
ありがとう。
ごめんね。
という、溢れる感謝の気持ち。
もしかしたら、僕が死んでいたかもしれない。
溢れる気持ちは抑えきれない。
でも、
辛い時は、泣いていいんだよ。
その傷ついた痛みを全部は受け止められないけど、
頼って。話して。
あなたの気持ちが落ち着くまで。
2/5/2024, 12:54:34 PM