うみ

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11/3/2023, 10:04:47 AM

鏡を見る
これは自分だ。

鏡を見る
これは誰だ?

鏡を見る
自分だった人が写っている。

鏡を見る
元に戻った自分だ。

鏡を見る
醜くて直視出来ない。

鏡を見る
やっぱり自分だ。

自分は1日に色んな姿を操る、
今日の貴方はどんな自分?

10/27/2023, 10:07:10 AM

此処は小さな喫茶店
今日は可愛いお婆さんがご来店してくれました。

「お紅茶を2杯くれるかい?」

「かしこまりました。」

お婆さんは1人で来ているのに、
何故2杯なのだろうか、
そんなことを考えながら紅茶を淹れていると
その答えはすぐに分かった。

「実は先日、
お爺さんが亡くなってしまいまして…。
お爺さんはお紅茶が大好きだったんです、
特にお紅茶の香りが好きらしくて、
だから私の分とお爺さんの分で2人分、
1杯残してしまうことを、どうかお許し下さい。」

可愛いお婆さんは丁寧にそう説明した。
紅茶を淹れている間、
店内にはジャズの音色だけが響き渡っていた。


「こちら、お紅茶でございます。」





「………とても、いい香りですね。」

10/24/2023, 11:14:34 AM

「お願い……!
私を置いていかないでッ!」

叫ぶ、
喉が掠れて、顔は液体でぐちゃぐちゃだ、

うちの夫は仕事で忙しい人だ、
生憎子供にも恵まれず、
寂しかったんだ、
友達は毎日夫や子供とお出かけへ行ったり、
毎日とても楽しそうだ。

誰も私にかまってくれない。
酷いよ、酷いじゃない。

「なんで周りばっかり幸せになって
私ばっかり不幸にならないといけないのよッ!!」

夫は大金を持って、
私の知らない場所へ逃げていった。
もう二度と、元夫には会えない。

愛しの彼も、浮気がバレてから
連絡先も変えてどこかへ逃げた。

私の手元に残ったのは膨大な借金。

私はただ、誰かに愛して欲しかっただけなのに…。

お願いします……。
もう誰も私の元から……


「離れて行かないで。」





10/22/2023, 11:57:18 AM

「このミニスカートともお別れか……。」

これから寒い季節がやってくる。
しばらくお気に入りのミニスカートともお別れ
世の中の女の子は気温などお構い無しに
可愛いミニスカートを履いて外に出かけるが
自分はと言うと冷えやすいからそんなことはしない。
お気に入りだったんだけどね……。
まぁ来年までさよならだね。

「俺の可愛いミニスカート」

10/19/2023, 5:02:10 PM

僕には双子の兄がいる。
兄はスポーツでも勉強でも何でも出来る。
僕とは正反対だ、
そんな僕と兄だから
意見のすれ違いなんて日常茶飯事だ。
兄は僕に言うんだ、
「俺に出来たんだからお前にも出来る。」
冗談じゃない、それは才能持つ者が言うセリフだ。
天才に、僕の気持ちなんて分からない。

俺には双子の弟がいる。
弟は俺の事を天才だと言う。
そんなことはないのに、
俺はただ、アイツらを見返したくて、
その一心でここまで来れた。
だからアイツにも出来るはずなんだ。
兄弟なのに、俺の頑張りが伝わっていないのだ。

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