8/15/2023, 4:39:09 AM
君は、自転車に乗っていた。
馬鹿みたいに笑ってはしゃいで、
楽しくてしょうがなくて、
それでどこまでも君と走った。
疲れたあとの食事は何よりも美味しかった。
上り坂も下り坂も走ってきた。
———君が事故で亡くなるまで。
僕が君の墓へ向かおうとしたとき、
幻覚が見えた。君の姿だった。
半透明な君が、景色に溶けている。
これは幻なんかじゃない。
君は僕に目を合わせてはくれなかった。
それでも、君は間違いなく、そこにいた。
僕は、届かないを承知で呟いた。
「まだ旅から帰ってなかったんだね」
君は、自転車に乗っていた。
6/17/2023, 11:22:06 AM
この鏡は、人の未来を映すらしい。
そんな噂を聞いて、私はドキドキしながら鏡に映り込んだ。
———私は、会社員なのか…、夢は叶ってないのかな。
これが本当の“ミラー”イ.
6/15/2023, 12:03:22 PM
あぁ、これ…?本だけど———。
私はこんな本、全く好きじゃないけど———、
大好きな君がこの本を読んでいたから…さ?
6/14/2023, 11:46:33 AM
空は毎日色が変わる。
晴れの日も、雨の日も
曇りの日も、雪の日も
人は毎日心が変わる。
嬉しい日も、悲しい日も
辛い日も、楽しい日も
「私」は使うときによって変わる。
I,My,Me,Mine
そう
曖昧・ミーマイン。
5/28/2023, 4:37:36 AM
パンッ!
ピストルの音がした。
驚きつつも、僕はそれを合図に一歩踏み出す。
と同時に、脳内に音楽が滑り込んできた。
【天国と地獄】