フラーレン

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10/31/2023, 3:09:23 PM

私の理想郷はこの世で最も無知な私が存在するこの世だ

自由を知らなければ

幸せを知らなければ

この世に疑問を持たなければ

私の理想郷はそこにあるだろう

半端な知性は不幸の元凶である

己の幸せに、己の不幸に気づかず

何も考えずに生きれる場所

無知は罪か

『理想郷』

10/30/2023, 2:32:31 PM

あの日僕は言い切った

自分を疑うこともなく

意見を持っていた

自分の不幸を何も考えず嘆いた

今、僕は言葉を詰まらせている

意見ではなく事実を述べた

自分を疑い、否定し肯定し

過去の自分を羨みまた、肯定している

見える幸せ 見えない幸せ

幾分か大人になった僕はたまに思う

幼稚さは幸せの象徴なのかもしれないと

『懐かしく思うこと』

10/29/2023, 3:35:07 PM

僕なのに僕じゃない

切り抜かれたときだけを見ているような

本当にそこに彼の人生があったような

不思議と惹かれる空間

僕の苦しみを貴方は忘れている

覚める度に羨ましく思う

盲目なだけかもしれない

それでも貴方の幸せを僕のものにしたい

見えなかった痛みに苦しみ続けたとしても

そしたら僕はまた、僕ではない貴方に言うのだろう

僕の物語と貴方の物語

交換してはくれませんか

彼は今日も呑気に生活を送っていた

僕の声には耳を傾けずに

『もう一つの物語』

8/18/2023, 10:48:53 AM

醜いなあ

黒い言葉を吐けば吐くほど

闇に染まっていく顔

気味がいい

吐き続けた言葉はどこへ向かったのか

君は誰だ

壁の前でふと

自分の顔を触った

フィルターを通した

その薄い壁一枚を隔てた向こうにいたのは

僕だった


『鏡』

7/27/2023, 11:20:07 AM

神なんて都合のいい存在、利用しないでどうする

我が心の支えになるならば

信じるがいい

他にすがるものがあるならば

見捨てればいい

我のことなど好きなだけ利用すればいい


『神様が舞い降りてきて、こう言った』

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