11/19/2024, 11:06:23 AM
#22_キャンドル_
もういない貴方にむけて、キャンドルを作った。
火を灯して、見えてるかな、って。
僕はキャンドルの溶ける久匂いが苦手で。
暗闇で火の灯りを見て、匂いがした。
キャンドルはどんどんど溶けていく。
溶け切る前にキャンドルの灯りが消えた。
いつの間にか、目から水が出ていた。
『貴方はもういない、もう知ってる僕がいた。』
2024/11/19
11/19/2024, 9:28:55 AM
#21_たくさんの思い出_
貴方の部屋に沢山の思い出を残した。
今は僕の部屋だけど、まだ懐かしい香りがする。
凄く懐かしい、たくさんの思い出。
多分、もう忘れられない。
そんな思い出達が、これからの生きてく理由。
きっと、ちゃんと帰ってきてね。
『貴方との思い出、ずっと忘れない僕がいる。』
2024/11/19
11/17/2024, 11:00:53 AM
#20_冬になったら_
初雪が降る夜、満月だった日。
貴方と見た満月を思い出したくないのに。
地元の海辺で見た、満月。
今は違う場所だけれど。
冬になったら、帰ってきてくれますか。
『貴方は満月の時、僕を海辺に連れていった。』
2024/11/17
11/16/2024, 10:22:22 AM
#19_はなればなれ_
貴方はもう、帰ってこない人。
帰ってくるね、って言ったのに。
僕はずっと、待ってるのに。
思い出も、全部きっと心に閉まって。
『貴方の呪いは一生僕に着いてくるけど。』
2024/11/16
11/15/2024, 11:17:46 AM
#12_子猫_
貴方と朝焼けを見に行った帰り道。
にゃー、とか細い声がした。
そこにいたのは子猫で、ご飯がないようだ。
そうだ鞄にちゅーるが入っていた気がする。
ご飯をあげて、僕たちも朝ごはんを食べた。
今その猫は海辺にいる、子猫が出来たんだ。
見せてくれた、もうあの人はいないけど。
『貴方が帰ってきたら、一緒に子猫を見よう。』
2024/11/15