恋(れん)

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1/27/2024, 2:37:08 AM

「ミッドナイト」

ミッドナイト、私にはとても大切なもの。
私には友達が誰一人として居なかった。
そう、形だけの友達も。それは、私が人間不信だからだ。家族さえも信じられない私は、クラスメイトと話していてもすぐに話の内容を疑って、会話を楽しめないのが原因だった。
私の表情はいつも愛想笑いを浮かべていた。いつしかクラスメイトと喋るとき、愛想笑いをするのは義務だと思ってしまっていた。そんな私を皆は嫌った。
家族はそんな私を嫌わず、笑顔でしょうがないと受け入れてくれた。
だけど…私は辛かった。そんな家族の笑顔にも裏があるんじゃないかと、思ってしまう私が。誰も信じられない私が。
嫌いだった。

そんな私を嘘偽りなく接してくれるのがミッドナイトだった。接するも何もないけど、その涼しさで、冷たさで私を正気に戻してくれる。たまに残酷ではあるけど、私にとって何よりも大事だった。ミッドナイトが来たら明日が来る。だけど、明日が来たらまたミッドナイトが来る。
私をまだこの世に縛るのはミッドナイトだけかもしれない。


すみません!最近ずっと書いてませんでした!
最近ちょっと忙しくて…これからはちょっとずつ書いていくつもりなので、また呼んでくださると嬉しいです!😊😆
これからもよろしくお願いします😊

12/25/2023, 4:39:05 AM

「イブの夜」
私はきっと軽い女って言うのだと思う。
今日も今日とて夜遊んでくれる男がいないか、渋谷を歩き回っている。
こんな私を皆は可哀想だと言う。まぁ実際可哀想なのかもしれない。私の幸せはたった一度きりだけど、気に入った人と喋って触れる時間。
それは今日、イブの夜も変わりはしない。
私は今日も渋谷を彷徨っている。

12/20/2023, 9:08:45 AM

「寂しさ」

寂しさなど全て捨てていたら、あなたともっと長くの時を過ごせたでしょうか。
あなたの居ないこの世はいらない。

クリスマス私は一人で過ごす。世の中の人はパートナーと過ごしたり、親と過ごしたり、とても濃厚な一日を過ごすだろう。
私も昨日まではそう思っていた。私が、あなたともっと居たいと、寂しいと言ってしまったのがいけなかったのか。今頃あなたと楽しい時を過ごしているはずたったのに…。あなたはもうこの世には居ない。私のせいで追い詰められたあなた。私が寂しいと言わなければ何か変わっていたのだろうか。
あなたの居ないこの世に用なんかない。待ってて。

12/18/2023, 8:00:24 AM

「とりとめもない話」
至って普通の日常会話だった。
話のどこにも笑う部分はないのに彼女は笑ってくれた。そう、それが日常会話だったから。彼女は普通の人とはちょっと違った。
彼女は普通をとても好んでいた。だからこそ彼女は日常会話の、なんの面白みの無い部分で笑ってくれたのだ。そう……君は他の人と違う。

12/16/2023, 11:51:28 PM

「嫉妬、怒り、悲しみ」

羨ましかった、お母さんに愛されてるお父さんが。
羨ましかった、お父さんに愛されてるお母さんが。
羨ましかった、両親に愛されてる友達が。

全てを否定されてる私を、友達は笑った。
全てを許されてる友達を、私は嫌った。

苦し紛れの言い訳さえ許して貰えない。
泣きわめく私を、誰も慰めて貰えない。

全てを否定されている私は、今も偽りの笑顔を振りまいて生きている。
いつか、誰かに愛されるまでこの偽りの笑顔はなくならない。

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