ミロワール

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12/15/2024, 7:58:56 AM

【イルミネーション】

吐き出した息の先に見える景色が

カラフルに彩られて冬を装う

冷えた風が身体を通り抜けるほどに心も浮ついて

明るい通りを選ぶ人に混ざって進む

夜空の星を映したよな輝きに

きみの声を重ね

きみが居るあの地に想いを馳せる



2024-12-15

12/13/2024, 12:33:35 PM

【愛を注いで】

空っぽのガラス瓶に

自分の宝物を詰め込むなら

ガラス瓶の形が個性で

作られていく層はその人の人生なんだろう

僕のガラス瓶はへそ曲がりで

とても水なんか貯められないものだろうけど

きみ一色に詰まった中身はきっと誰にも負けない

輝きがあると思うんだ



2024-12-13

12/12/2024, 12:39:02 PM

【心と心】

好きだよと言うたびに

伝わらず跳ね返ってくるこの言葉は

形の無い姿に変えて

電子のカケラに作り変えて

きみがわかるモノで

きみが触れられるモノで

残しておくから

今は理解できなくて

必要のないその気持ちも

いつか寂しく感じた時に

どうかそばに置いておいて



2024-12-12

12/11/2024, 12:07:46 PM

【何でもないフリ】

いつしかきみは有名になって

いわゆる”幸せ”な人の目に映るようになって

消費するような浅はかな人が溢れかえった

あの自由な場所に人が押し寄せて

今まで作った砂のお城もダンボールの遊具も

踏みつけられて壊されるのを

僕はただ眺めるしか出来なかった

まだこの場を守れるほど力が強く無いから

必死に何でもないフリをして

小さくなった自由な遊び場で

過去の栄光を象って模って

ここを忘れてしまったら

きみの根本が崩されて気がしてしまうから

僕が力を付けるまでは必死に汚いものから

目を逸らすことで何とかやり過ごすしかないのです



2024-12-11

12/10/2024, 12:23:17 PM

【仲間】

顔も声も姿も知らない

透明人間のようだけど

向こうにとっても同じように映っているだろう

直接会ったこともないし

歳もなにも知らない誰かなのに

僕の知る誰よりも本当の言葉で喋っていて

好きも嫌いもバラバラなのに

おんなじ音で感じる根本が同じだから

繕った綺麗事よりも素直に受け入れられるんだ



2024-12-10

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