ミロワール

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11/4/2024, 1:05:46 PM

【哀愁を誘う】

歴を重ねていく度に

上手くなるヘアメイクとコーデ

だけど一番上に身につけるのは

ずっと変わらず決まった法被

少し色褪せてきてるけど

思い入れが少し違うからね

11/3/2024, 1:16:28 PM

【鏡の中の自分】

いつも泣き出しそうな顔して俯いて

自信が持てないから肩も丸まって

髪の毛の影に隠れるように過ごす日々

澄ました顔して無表情で

胸を張って上体をやや後ろに伸ばして

長い髪の毛はトレードマークな

正反対にきみを見つけた

見た目は真逆なのに境遇がぴったり重なって

きっときみは僕なんだって勝手に思ったんだ



2024-11-03

11/2/2024, 1:49:16 PM

【眠りにつく前に】

かき集めた酸素を吸って

1日分の不幸を身体の中から吐き出して

部屋の中を真っ暗にして

カーテンの隙間から漏れる外の光で安堵して

きみの音楽を頭の中で流し始めて

やっと目を瞑れる

好きなこと好きな場所に行ける夢の中へ



2024-11-02

11/1/2024, 3:21:56 PM

【永遠に】

落ちていく感覚がずっとあって

まだ光が見えていた時には

それを掴もうと手を伸ばしたりもしてみたが

全て振り払われた経験が

より辺りを暗くして深海へと身体を引っ張る

底があると信じていた時もあった

だけどもう何も見えないほどの暗闇の中で

ずっとずっと沈んでいくだけなんだろうと思った



でも微かに自分から漏れ出る泡の他に

声が聴こえたから

その声が僕の意識を留まらせるから

この深海にも暗闇で見えないだけで

他の誰かが居るんだと気がつけた

僕が息を吐き続ける限り

僕の息が絶えたとしても

ずっと深海で苦しむ誰かを救う歌を

何よりきみが生き続けられるように

永遠に続く歌声を

僕もそう願う1人になりたい



2024-11-01

10/31/2024, 2:39:03 PM

【理想郷】

あの息苦しい地獄の中で

きみから与えられる酸素だけが頼りな日々で

みんなが寝静まった暗闇に閉じこもって

綺麗な綺麗なセカイを描いた

みんなが嫌う僕で居られる場所

幻想だとしても僕はそこできみと息をする



2024-10-31

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