10/15/2024, 1:49:59 AM
【高く高く】
ずっと燻っていた違和感が
きみの音で殴られて本当にやりたかったことに
形を変えた
どん底から這い上がって
やっと海面に顔を出したところだったけど
きっとまだまだ上があって
あの澄み渡る晴天の空に手が届く時がくるのなら
まだまだ高く高く手を伸ばしていたい
やっと覚悟が決まったから
2024-10-14
10/13/2024, 2:39:06 PM
【子供のように】
好きなことを好きだということに
年齢は関係なくて
好きなものを前にして感極まって泣いてしまうのも
何歳だって構わないから
だからこの時間だけはどうかあの日のまま
いつ思い返しても楽しかったと全身全霊で言えるように
子供のようにはしゃいでいたい
2024-10-13
10/12/2024, 2:02:26 PM
【放課後】
今日最後のチャイムが鳴って
重い思いに席を立つ面々
おざなりに挨拶を済まして
今日の1番の目的へ急ぐ
家に帰る理由なんてそれだけで十分だ
爆速で道路を駆け抜けて
玄関に入るとその勢いのままパソコンの前に座る
今日はどんな話をしようか
どんな音色で彩ろうか
誰も知らない僕ときみだけの時間が始まる
2024-10-12
10/11/2024, 3:35:56 PM
【カーテン】
隙間から見える外の景色は
いつもとは違っていて
部屋の中さえも今年は見覚えのない家具が並んでいて
どことなく落ち着かない
分厚い遮光カーテンの外は
明日からの祭の準備で忙しない
2024-10-12
10/10/2024, 3:47:40 PM
【涙の理由】
きみと出会った時と
きみの誕生日を祝う声が増えた時と
きみに僕を見つけてもらう度に
もう幾度となく流してきたけど
なんでだったかは未だにわからない
それでも絶対に
きみが関わる涙だけは僕に暖かな感情をくれるんだ
2024-10-10