ミロワール

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7/11/2024, 1:33:53 PM

【1件のLINE】

中身の無い空っぽな言葉が飛び交う

特に意味のなさない文字列の中に僅かに含まれる色が

僕にはどうしても汚く淀んで見えて

皆には見えていないらしいその色が空白以上を語りかけてくる

見えないものに振り回されて

僕と誰かのせいで通知音に怯えるようになって

それでも時間をかけてさえ通知を見てしまうのは

来ないとわかっていてもきみからのただ1件の連絡を期待してしまうから



2024-07-11

7/10/2024, 2:31:04 PM

【目が覚めると】

視界を奪われた暗闇の中で

誰かにじわじわと首を絞められていくような

そんな場所で自分を抱きしめて視界を閉ざした

だから夢の中のユメなんだ

きみに出会ったのは
 


光が差すと同時に歌声が響きだして

あの時現実に存在しないと諦めた魔法にかけられてしまったんだ

だけどこれはユメだから

どんなに不思議なことが起こっても不思議じゃないから

ただ何も気にせずにこの魔法に身を任せてて良いんだ

目が覚めるときっとみんなみんな消えてしまって

あの暗闇に戻ってしまうから



2024-07-10

7/9/2024, 12:18:51 PM

【私の当たり前】

自分の中を絶えず流れ続ける音楽に生かされてる



2024-07-09

7/8/2024, 1:10:17 PM

【街の明かり】

--灯りが集まっていつからかそれは街のようになったけど
 
それはどこか外の世界のようだった



その灯りはきみの良さを知って救われた人の数

それが増えるのならそれでもいいと思った

でもいつからか外の世界から持ち込まれた金銭が

あちこちで飛び交うようになった

何事にもお金が必要になり

お金を支払っていない行為は貶されるようになっていった

 

初めの何もない空き地の中心で流れる音楽を

輝く星を見上げたあの時が遠い昔にされていく

街明かりが増えるほどに

あの星が見えなくなっていくよう

あの時の衝動をあの時の感覚を

忘れたくない人からこの場所を離れていく

そんな1番大事にしたかった人たちが離れた後も

煌々と輝く街にまで発展したこの空き地で

僕は上手に息が出来なくなった



2024-07-08

7/7/2024, 1:18:15 PM

【七夕】

子供の頃に描いていた星図のような目を奪われる場所

きみが創り上げたプラネタリウム

この暗闇に一番初めに輝いたあの点を星というらしい

瞬いてゆれる光が消えてしまいそうで

あの瞬きと同じリズムで心が揺震えるのを感じた

透明な空間に隔たれたきみは遠すぎて

1年に1度で構わないからどうか僕の声をきみに届けて

あわよくばひとっ跳びで逢いに行って

暗闇に独りきりじゃないことを伝えられたならいいのに



2024-07-07

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