『冬晴れ』
水の入ったペットボトルや金魚鉢や鏡などは、光に当たると火災の原因になるそうです。太陽光が一点に集まるので「収れん火災」と呼ばれています。
そして、この「収れん火災」は、日差しの強い夏よりも冬場に多いのです。
冬の日差しは、太陽の位置が低いため、部屋の奥まで光が届き、収れん火災になる条件が揃いやすいとのこと。
空気も乾燥しておりますし、冬晴れの柔らかな日差しには、何卒ご注意ください。
『愛を注いで』(詩)
あなたは愛に手慣れてる
わたしに注ぐ その愛は
使い古しのRepeated love
あなたの愛は甘くとろける
わたしに注ぐ その視線は
愁いを含んだRepeated love
ああ それでも それでも
新品純正未開封の愛を注いで欲しいと
願ってしまう 欲張りなわたし
わたしの愛は 空回り
わがままは言わない 言えない
愛慾のRepeated love
『心と心』
心と心を結ぶものって、一般的に「絆」とかかしら。
では、絆を築くには何が必要かしら。
信頼やリスペクト、共に過ごす時間や共通の価値観などが浮かびますが、これらは、一瞬で粉々にもなります。
粉々になった後、「どう修復できるか」「どこまで許せるか」と、いうのも絆になるのかもしれません。
喧嘩しても仲直りが出来る関係は、心と心が結ばれている気がして、微笑ましいですね。
『夢と現実』
「現実が夢ではないとなぜわかるの?」と、【哲学と子供】という哲学の本で読んで以来、このワードに魅せられています。
夢を夢と認識できる(明晰夢)こともよくあるので、現実との区別は簡単なことのはずですが、よくよく考えてしまうと、そもそも「現実とはなにか?」になってしまいます。
小説で「現実とは、それを考えたときに現れる幻想です。」なんて格好いいセリフを見つけたとき、痺れました。
つまり、夢と現実は、どちらも幻想なのだと思います。
『愛情』
愛情には様々な形があるように思います。
恋人同士の愛情や、夫婦間の愛情や、親が子供に抱く愛情や、ペットへの愛情などなど微笑ましく優しさに満ちた幸せに繋がる美しい愛情の形もあれば、ストーカーやDVや虐待などの歪んでどす黒い混沌とした愛情の形も世の中にはあります。
ギリシャ神話で、愛の神はエロスです。
エロスの母親はアプロデーテ(美の神)と言われ、うお座は魚に変身した、この二人の姿とされています。
しかし、一方でエロスはカオス(混沌の神)の子供との説もあります。
古代より、愛情は持ち方しだいで、混沌にも美しさにも通ずるものだと認識されていたようですね。
何千年経っても扱い方が解明されていない「愛」ですが、どうかみなさまは、優しく美しい愛情に包まれていますように。