『さよならを言う前に』
「さよなら」を普段使いません。
「じゃあね、またね」が多いので、詩の創作にします。
『さよならを言う前に』
おはよう おひさま
きょうのはじまり ありがとう
空はたかく青くまわって
きょうという日を カラカラつむぐ
お仕事終えた おひさまは
ゆっくりゆっくり
エンドロールに身をまかせ
わたしがさよなら言う前に
静かにきょうを終わらせる
あしたの足音 子守唄
わたしがさよなら言う前に
おやすみ おひさま
また あした
『空模様』
疲れが溜まっているのか、ブレインフォグ真っ只中です。
ブレインフォグは、そのまま「脳の霧」で、頭の中が霞がかったようにはっきりせず、ぼんやりしているため、集中力低下や記憶障害に繋がります。
新型コロナの後遺症でも有名。
と、いうことで、今の、心の空模様は霧です。
愚詠ですが「霧」の詩を残します。
『夜霧』
柔かな香りに誘われて
鼓動に耳を当てました
軽やかな声が心地よく
そっと瞳を閉じました
髪とく指に頬染まり
そっと唇寄せました
あなたの香り
あなたの美声
あなたの瞳
あなたの あなたの あなたの 全て
ああ 朝日で消える夜霧のように
私はあなたに溶けてゆく
『鏡』
太古より、鏡は神に祀られており、神具の1つです。
日常に溶け込んでいて特別感はあまり感じませんが、不思議で神秘的な物でもあります。
例えば、「鏡映反転」などは二千年以上前からの謎とされ、数々の天才たちが挑んできたテーマでもあるので、難解さすら宇宙レベルに思えてしまい、ますます神秘的な気がします。また、文学作品でも「鏡」がキーワードの作品も多いですよね。
鏡の魅力は、魔力のような神秘だけではなく、謎も深いからこそなのかもしれません。
『いつまでも捨てられないもの』
捨てられない物ランキングだと、1位は写真・アルバム、2位は服・ファッション小物、3位はプレゼントでもらったもの、4位は手紙・メッセージカードなんだそうです。
「思い入れ」というのは共通して多くの方が持つものなのだと感じました。
でも、なぜ、「捨てたくない」ではなく「捨てられない」なのでしょうか?
「捨てられない」だと、「捨てたいのに捨てられない」という意味になります。
しまっておけるなら、捨てる必要ないと思うので、なぜ「捨てられない」なのか、わたしにはよくわからないです。
なぜ、そんなに、思い入れを捨てたいのか、、、
しまっておけば良いじゃないですか、、、
わたしは捨てたいものは捨てますし、捨てたくないものは捨てません。なので「捨てられないもの」はないです。
『誇らしさ』
店を畳みましたので、誇らしさから縁遠く、日々、自信が削られていく感覚です。
仕事には、それなりに誇らしさを持っていましたが、職人の技というのは、長けた方が大勢いますので比べてしまうと、落ち込むばかりでした。技を動画配信しているようなプロらしいプロを拝見してしまうと、特に。
とはいえ、すでに廃業いたしましたので、もう職人でも経営者でもなく、持っていたほんの少しの誇らしさすら、散り散りなのですが、そんなことでは次の職に就けませんので、からっぽの誇らしさを胸に挑むつもりです。