『天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、』
「天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、僕たちの未来についてなんだ。」
彼女は訝しげな顔で「「どうだっていい。」は、ないでしょ。」と小さく呟いた。
「ごめん、でも、大事な事だから、聞いて欲しい。」
僕たちは行き先を変えるべきだ。
そんなに海外に拘る必要もないし、国内だって素敵な旅は出来るはずだよ。
新婚旅行だからって、海外にすることないだろ?
それに、台風らしいじゃないか。
「そうね、その通りよ。だから天気の話をしていたのよ。あなたは、わたしの話を何も聞いていないのね。」
(お題、難しいよ…)
『ただ、必死に走る私。何かから逃げるように。』
かっこつけるのが苦手
映えを狙うこともない
かっこつけるのが苦手なまま
ダサい大人になった
毎日、ただ、必死に走る私
何かから逃げるように
現実を生きている
事実は果敢なく脆いから
美化された幻想に変わっていく
その幻想は現実を嫌う
私は事実から逃げるように
現実を生きている
不格好にダサい全力疾走で
『「ごめんね」』
「ありがとう」と「ごめんね」は、素直に言えたほうが良い。
そのほうが、きっと、良いことあるから。
でもね、無理矢理に自分を責めるような、いたたまれない「ごめんね」は、あまり言わないほうがいいかも。
それは、素直じゃないし、自分が壊れてしまいかねないから、ね。
気をつけてね。
(ごめんね。純正新品未開封の言葉が見つからないの。)
『半袖』
衣替えで気分を変えて
軽やかな光のもとで
一緒にはしゃごう
あ、日焼け止めは忘れずにね。
この季節の紫外線は1番強いから、ね。
『天国と地獄』
てんごく・じごく
同じ「ごく」なのに漢字の違いが気になった。
天の国と地の獄(ひとや)
ひとやとは、ろうやのことだそうだ。
(昔の人のネーミングセンスすごいな。)
天国や地獄に行ったことある人は、こちらには帰って来られないので、実際のところはわからないけど、、、
天国と、聞くと「長い箸」の話を思い出す。
箸が長くて食べられないとき、天国の人は、みんなで協力して食べさせ合うのだそうだ。
地獄と、聞くと「鬼」を思い出す。
日本の地獄には、いろんな地獄がある。
あまりの種類の多さに、ほとんどの人は地獄行きな気すらしてしまう。
「罪を憎んで人を憎まず」の感覚は、エンマ様には通用しないらしい。さすが地の獄。
「天国と地獄」って、白黒はっきりしてるイメージだけど、もう少しゆるく曖昧に外交的な感じだといいよね。