『旅路の果てに…』
「人生」という名の旅路
その果ては みな同じだろう
どんな道のりを歩んだかにより
記憶に生きた証が残される
記憶の中で生きていく
わたしたちの旅路は生きた証
死しても尚 輝く人でありたいものだ
『あなたに届けたい』
勝手に命を断った母に
そして、それを、追おうとした
あの頃のわたしに
グーパンを届けたい
お題『I love…』
10円拾った。
コンビニの駐車場に落ちていた。
「1円を笑う者は1円に泣く」なんて言葉が頭を過ぎり、コンビニへ届けるか、一瞬だけ迷った。
10円を届けたら、奇異の目で見られるだろうな…
すぐさま届ける意思はなくなった。
そう、わたしは『アイラブ良い人』なのだ。
良い人でありたい人間であるが、根がひねくれているから、どうにも演技から抜け出せない。
良い人でありたい時点で良い人ではないのだろう。
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編集にて追加
お題『I love…』についてのおまけ
まずお題を見た瞬間『I ❤N.Y』のTシャツしか浮かばなかった。お土産程度のloveとしか読み取れなかったのだ。
この感覚のズレを補足しておく。
わたしは
「アイラブこのアプリ」である。
わたしは、物書きを目指すつもりもないし、そんな目標を掲げるほどの文才がないのも自覚している。
けれど、ただただ無性に文字を打っていたい欲求がひどく、このアプリと出会った。
また、気ままに文字を打つのみではなく、他の人の作品も読めるのも、とても気に入っている。
良い刺激にもなるし、何よりも楽しい。
と、またまた「文字打つ病」になったので、野暮ではあるが、書きたしてしまうことにした。
「いつか、誰かの楽しみになれるような文字を打てるようになれたら…」そんな淡い夢をもらえているので、この場を借りて感謝をしたい。こんな素敵なアプリをありがとう。
『街へ』
「ねぇママ、あの煌めく景色が街なの?」
真夜中の山で、そう囁く子狐に
「そうよ、きれいでしょ
だけども、絶対にあそこへ行ってはいけないよ」
と、母狐は強い口調で釘を刺したのです。
「ちぇー、そんなのつまんない!
あんなにキラキラしててきれいなのに!」
翌日、子狐は街へ下りました。
たくさん怖い事がありました。
命からがら、山へ帰りました。
「おかえり!だから、絶対に行ってはいけないと
言ったのに!でも無事で良かった!」
と、母狐は泣いていました。
「煌めく景色は煌めく景色のままでいいんだよ。
近寄ると、見たくないものまで見えてしまうから」
子狐は小さな声で「ごめんなさい」と言いました。
母狐は、その声を聞き、子狐が生きて帰ってきた安堵と喜びで、ワンワン泣きました。
つられて子狐もワンワン泣きました。
『優しさ』
人の優しさに気付ける
気付くことが出来る
それは あなたも優しいから
でもね、優しい嘘は
見抜いちゃいけない
悲しくなるだけだから
気付かないことも
気付けないことも
それは 自分への優しさだから