【249,お題:大切なもの】
大切なものはずっと手元に置いておきたい
いつでも目が届くところにあってほしい
どこにもやらない誰にも渡さない
僕だけの宝物
【248,お題:エイプリルフール】
「今日エイプリルフールなんだってな」
「うん、」
「絶対に騙されねぇからな」
「そうなんだ、意気込んでるとこ悪いけど、それ昨日だよ」
「エッ、マジかよ...」
「嘘♡ww」
title.嘘が上手いパートナー
【247,お題:幸せに】
「なんか、...私もうダメっぽそうね」
抱えた身体が何度も苦しそうに震えた、救急車はまだ来ない
彼女は自分の状態をよく理解しているようで、静かに最後の言葉を紡ごうとしていた
「よく聞きなさい。...あんた、絶縁に幸せになりなさいよ」
最後の言葉なんて聞きたくない、でもこれが最後になるかもしれないと思うと
簡単に言葉を遮るなんて出来なかった
勝手に手が震える、怖い彼女が居なくなることが何よりも怖い
前から身体の具合が良くなかったけど、こんな急に悪化するなんて思わないじゃないか
「辛いなら、忘れてもいい...私のこととか、忘れていいから
何でもいいから幸せになりなさい、」
幸せに...なんて、彼女がいなくなった時点で、僕の幸せなんて無いのと一緒なのに
よく言うよ、僕がどれだけ君が好きなのか君が一番知ってるのに
「...ずるい人...」
【246,お題:何気ないふり】
自然な笑顔を作って貼って
何でもないような顔で学校へ行く
何気ないふりをしながら
家族と話して 兄弟たちと遊んで
何事もないふりをして1日を終える
なにもない日常 なんでもないただの日常
何気ない"ふり"じゃない
本当になんでもないんだ
そうやって、なんでもないことだと
自分に何気ないふりをし続ける。
【245,お題:ハッピーエンド】
あるところに一人ぼっちの少女がいました。
少女は一人で居るのが嫌いでした、そんな自分が嫌でした
なので家族を作ろうと思いました。
最初に連れてきたのはウサギのぬいぐるみ
少女はぬいぐるみを大層可愛がり、どこに行くにも一緒に連れていきました。
次は真っ白な子猫
少女は子猫を大層可愛がり、服を着せたり大好きなケーキを上げて遊びました。
その次は人間の男の子
その次は年上の女性
その次は子犬
その次は大柄な男性
少女はどんどん集めていって、ついに自分の理想の家族を作ることが出来ました。
めでたしめでたし