【Midnight Blue】
Midnight Blueの帳の下
豊かさの世界が逆さまに傾く。
かつて固かった根はほつれ、解け
安定は失われ、もはや見つからない。
それでも闇の中、火花が舞い上がり
自由で無謀な心が解き放たれる。
影を抜け、夢を追いかけて踊り
新たな可能性の道を抱きしめる。
かつては尽きない不安に囚われ
眠れぬ夜に爪痕を残した恐れ。
今、夜が溶けるにつれて心は和らぎ
深く埋もれた悩みも解放される。
Midnight Blueの色合いの中で、真実が開く
手放し、飛び込み、優しく癒そう。
希望と癒しがそっと溶け合う。
【君と飛び立つ】
遙か遠い時の彼方で
繰り返し紡がれた僕たちの物語
過去の笑い声が風に乗って
今この翼に力をくれる
どんなに遠く離れても
どんなに時が巡っても
君と交わすその一瞬の笑顔が
新しい空へと誘う灯火になる
軽やかに風を感じて
喜びとユーモアを胸に抱きしめて
共に飛び立とう、まだ見ぬ未来へと
僕らの物語は今日も続いていく
【終わらない夏】
崩れ落ちた陽炎の中
息はまだ熱く、空は沈まない。
声をあげても誰にも届かず
誇り旗は風に乱れている。
振り返れば、零れたものばかりに
目が奪われてしまい
手に中の光に気づけない。
終わるはずの季節が
苦さを抱いて繰り返す。
それでも、遠い影の奥で
静かに揺れる水面は告げている。
ーーここから先へ、また歩き出せると。
【君が見た景色】
風の中で輪は静かに回り
繋がる命のリズムが響く
翠の光が心を優しく包み込み
見失いかけた自分と向き合う時間をくれる
そして昇る龍は高く空を目指し
君の願いを乗せて未来へ羽ばたく
その先にあるのは、まだ見ぬ景色
君だけが歩むことができる道
恐れずに進めば、やがて光が差し込み
新しい世界が広がっていくよ
【言葉にならないもの】
それは 声よりも深く
まなざしの奥で そっと揺れている
触れれば溶けてしまいそうな 温かな気配
子どものようにまっすぐなその瞳が
心の奥の扉を ためらいもなく叩く
説明も 理屈もいらない
ただそこに在るだけで
世界がやわらかく色づく
呼吸のあいだに
静かに流れ込むその光は
言葉より先に
魂を包み込んでいた