【星を追いかけて】
夜空を見上げたのは
あなたの声が どこかで響いた気がしたから。
遠いはずの光が、なぜか懐かしくて
初めて出逢うのに、涙がこぼれそうになる。
幾千の時を超え 約束はまだ生きていて
星の名を呼ぶたびに 胸が熱くなる。
この旅は 迷いじゃない。
あなたに会うための 軌道だった。
私は今も
あの日の光を 追いかけているーー。
【今を生きる】
誰かのまなざしに映る自分ではなく
今ここに在る、この鼓動のままに
知っている 何を選べばいいのか
感じている 何が本物なのか
導くでもなく 導かれるでもなく
ただ、共に立ち
ただ、今を生きる
揺るがぬ意志は静かに光り
「飛べ」
約束の輪が、きらめく水面に映る。
豊かな流れは、とどまることを知らず
どこまでも深く、どこまでも広く、広がっていく。
その中で、彼は静かに、しかし確かな目で
遠い水平線を見つめている。
さあ、恐れることはない。
その手に結ばれた絆と
尽きることがない恵が
お前を支えているのだから。
もはや、足枷はない。
古き習慣も、重い鎖も
すべてを解き放て。
見上げれば、青い空が限りなく広がり
その向こうには、まだ見ぬ世界が待つ。
彼の瞳が捉えた未来へ
今、翼を広げよ。
その魂に宿る真の願いを信じ
恐れずに、高く、高く、舞い上がれ。
飛べ。
自由の風に乗って
どこまでも、どこまでも。
「special Day」
風が少しだけ甘くなる朝
目覚めた瞬間にふと笑ってた。
理由なんて、いらないよね。
今日はただ、特別な日だから。
子どものような心で
気になる方へまっすぐ歩いていく。
計算もしない、遠慮もしない。
ただ「好き」を続けてみるだけ。
誰かのためじゃなく
自分のリズムで重ねてきた今日が
そっと輝き出す。
それはきっと
奇跡じゃなくて
毎日の素直な積み重ね。
その瞬間こそが
わたしだけのーーspecial Day。
「揺れる木陰」
静けさに包まれた午後
風が枝葉を揺らすたびに
光と影がリズムを刻む。
そこは誰にも邪魔されない
心がほっと息つく場所。
重ねてきた日々も
迷いも、願いも
すべてが自然に溶けてゆく。
きっと今日という日は
何かを決めるためじゃなく
何も決めずにいるためにある。
揺れる木陰の下で
だた自分とひとつになる時間ーー
それが、ほんとうの「調和」かもしれない。