もう二度とあなたをなくせないから
僕たちの関係は少し変だった
「ねぇ もう一度だけ」を何回も言う貴方を拒むことなく受け入れた
1番近くにいたのに僕は貴方に愛を伝えることなどなかった
けど、僕は確かに貴方に恋をしていた
湿ってるシーツの上でコーヒーを乾杯している僕たちはどうにもならないことは分かっている
貴方が「もう一度」と言う度に僕は笑っていてほしかったから
その通りに恋人ごっこをしてきた
それが余計だと気付いたのは坂道の途中だった
それでも貴方を忘れることはなかった
忘れていいのはいつからなのか、忘れたい気持ちはいつまで続くのかずっと考えていた
何回も「もう辞めよう」と伝えようと思っていても貴方を前にすると「今日はいい天気だね」「あの映画観た?」と無駄な話に頼ってしまう
それはきっとこの関係の罪を隠すためだ
僕のことを忘れていいのは貴方だけなのにきっと忘れるのは僕だけなんだ
「ねぇもう一度だけ」という言葉に「もう無しにしよう?」という運命を取る
僕はまだ愛を伝え損ねているがまた貴方とした恋をしたい
貴方の裸や撫で肩やキスや乾かない髪
もう一度貴方と居られるのなら今よりももっとちゃんと愛を伝えるだろう
僕はもう二度と貴方を失いたくないから
無駄な言葉を棄てると同時に少しずつ貴方を諦めあまりにも脆い今日を手放す
ただいま、そして今までの過去にさよなら
たった今、さよならをする
恋人ごっこ/マカロニえんぴつ
曇りは結構好きだ
熱くもなく寒くもなく
どちらかというと涼しい感じがして好きな天候だ
曇りは雨が降るから不安だとか
曇りが意外と日焼けするという声があるがそれでも私は曇りが好きだ
今までの私とは違う
心機一転生まれ変わるの
新しい自分になって新しい人生を歩むの
今までの私は捨てる
過去に置いてくる
楽しく生きる
自分がしたいことをなんでもして
自分が想像していたことをする
だから過去の私に
bye bye…
君と見た景色は忘れない
春になって桜が満開の頃公園に行ったときの景色
夏になって海に行きビーチで歩いてるときの景色
秋になって美味しいものを一緒に食べているときの景色
冬になって雪が降りイルミネーションを見ているときの景色
どの季節でも必ず君が隣にいた
君と出会う前はなんとも思わなかった日々の景色も
君と出会ってから特別な景色になった
どんな景色でも君と見た景色が1番だ
君と見た景色は一生忘れることのない思い出となる
手を繋いで歩くのが大好きだった
離れない安心さと、歩きながら感じられる温もりが大好きだった
子どものころ、少し出かけるだけでも「ママてつなごー!」と声をかけて手を握っていた
「はいはい、ほんと手を繋ぐの好きね〜」と母親に言われても「えへへ」と返していた
母親のいつ握っても暖かい手の温もりと料理や洗濯など季節関係なく家事をして皮が厚くなった手が大好きだった
今ではめっきり手を握ることなんて減ってしまったが今でも母親の手が大好きだ
少し恥ずかしい気もするが、今度母親ともう一度手を繋いでみようか
あの頃を思い出しながら