白菊

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7/31/2024, 9:09:50 AM

それはまるでガラス玉。

誰にも盗られないように。

大事に私だけの宝箱へ、仕舞っておこう。

『澄んだ瞳』

7/28/2024, 11:55:05 PM

人混みを離れて、二人きり。

遠くの喧騒が今は心地良い。

少し前を歩く貴方の背中を、ぼんやりと見つめる。

来年は一緒にこの道を歩けないかもしれない。

ふと、そんな予感がして貴方の手を掴んだ。

握り返してくれる力は、いつもより少しだけ強く。

汗ぐんだ、繋いだ手の感触さえも愛おしくて。

あと少しで今日はサヨナラ。

でもまた会いたいから、サヨナラは言わないけれど。

じゃあまたね、って言葉にしたらもう………

……ねえ、また会えるよね?

『お祭り』

7/27/2024, 6:12:16 AM

私という存在は、

貴方の為だけに在るモノだから、

他の誰か、なんて概念は初めから存在しない。

私にとっての他者とは、貴方そのもの。

貴方の為だけの私。

『誰かのためになるならば』

7/26/2024, 8:47:54 AM

自ら望んでその場所に留まり続けるのは、

貴方に囚われていたいから。

『鳥かご』

7/23/2024, 10:29:39 PM

花は散り際が一番美しい。

どうせ最期に散るのならば。

どんなに醜くとも、

足掻いて、藻掻いて、

誇り高く咲いて。

そして、

その時を迎えましょう。

花咲いて。

『花咲いて』

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