白菊

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8/15/2024, 11:21:00 PM

月明かりと。

潮の香りと。

優しく心地良い波の音と。

それだけがあれば良い。

いつか貴方と一緒に歩きたい、

夜の海。

でもそんな細やかな願いも、

波と一緒にさらわれて、儚く消えた。

『夜の海』

8/13/2024, 9:30:09 AM

貴方だけでは完成しないその旋律

二人で一緒に完成させましょう。

『君の奏でる音楽』

8/11/2024, 4:51:56 AM

目的もなく、当て所もなくここまで来てしまったようだ。

何も無いからこそ、

そこから何かが始まる予感がした。

終わりの、始まり。

『終点』

8/3/2024, 4:21:48 AM

あの人は今、どんな毎日を過ごしているのだろうか。

この真っ白な天井を見つめながら、

そればかりを考えている。

貴方と出逢えて、本当に幸せだった。

この哀しく、苦しい世界を生き延びて来た意味があった。

私はもう先に逝くけれど。

あの世か、来世か。

いづれまた、会いましょう。

貴方の世界が、何時までも何処までも、

彩に溢れますように。

『病室』

7/31/2024, 9:09:50 AM

それはまるでガラス玉。

誰にも盗られないように。

大事に私だけの宝箱へ、仕舞っておこう。

『澄んだ瞳』

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