渡舟めけ

Open App
12/25/2024, 11:32:15 AM

大好きな喫茶店の店主に教えてもらった喫茶店は、知らなければ見逃すような細い路地を通って、通学リュックを先に通らせるほど狭い引き戸をくぐって入る。かつては古民家でした という顔をしている。2階にも席があるようで気になったけど、とりあえず 初めてなので1階の角についた。
どの席にもすぐ手に取れる位置に本が置いてある。私の席も テーブルに6冊置かれ、後ろの壁には 両手を広げたくらいの幅の大きな本棚がある。その前にストーブがあって、多分エアコンはない。足下が冷えて マフラーを膝掛け代わりにしていたら、お店の膝掛けを貸してくれた。
流れている音楽は、その音があまりに小さいので、落ち着いた曲調のピアノということ以外は はっきりわからない。静かな空間に 微かに流れる音楽が、レモン水のレモンみたいだと思った。目立ちはしないけど、ただの水より嬉しいというのと似ている。

2024.12.25

12/21/2024, 10:41:29 AM

張り切って撮る日ばっかり曇り でも 影も光も別けないまるみ

2024.12.21-大空

12/20/2024, 10:36:31 AM

料理なんて ほとんど
したことが なかったときは
カップ麺の3分さえ
イライラ待っていたけど

今では鳴ったタイマーに向かって
「はやーい」とか返事をしている


2024.12.20-ベルの音

12/19/2024, 4:08:51 PM

繁華街の夜
せわしい喫茶店

賑やかの中で
浮かんだ孤独に
私は沈んだ

孤独は隣に
孤独を求めた
からがら息をつくために


2024.12.20-寂しさ

12/16/2024, 8:51:48 AM

「寒がってるよ身体が」と くしゃみに言われて
「私だって寒いよ」と答える心

2024.12.16

Next