くろくら

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3/17/2024, 5:11:17 AM


『怖がりなのは悪い事ではない』


そう言う人も居るけれど

肝心な時、何かを失うのが怖くて動けない

それも、怖がりのうちに入りますか?



〈怖がり〉

3/14/2024, 1:58:20 PM


あなたの安らかな瞳に見つめられると

なんだか心を見透かされているようで

ただ少し落ち着かないけれど

がくぶちにかざられた絵画のように

すこしも動じずあなたを見つめ返せたなら

きっとその時はあなたに伝えられると思うの



〈安らかな瞳〉

3/13/2024, 2:40:33 PM



シロツメクサの花冠を作るのが得意な私と、

四つ葉のクローバーを見つけるのが得意な君。

春風はシロツメクサの花を優しく揺らし、

君の白いワンピースをなびかせた。

花冠を被り、はにかんだ君は

とても綺麗だった。


このままずっと隣で、

君を見ていたいと思う程に。



〈ずっと隣で〉

3/12/2024, 12:16:55 PM


『…僕は今、どこに居るんだろう?』


別に道に迷った訳じゃないけれど、
ふと、そんな事を考える。

僕は昔から、時折そう思う事があった。

この漠然とした問いの答えを探るとき、
いつも決まって真っ暗な空間と、前後に果てしなく延び続ける一本の道を思い浮かべる。

道には不安な面持ちの自分が立っていて、
それを幽霊のように透明な僕が俯瞰している。


《僕は今、どこに居るのか?》


この問いは多分、その一本道を歩く自分が
発した疑問なんだろう。

辺りは真っ暗で何も分からず、不安で不安で
仕方がない。

この道は何処へ行き着くのか。それを少しでも知りたくて、外の僕に聞いたのだ。


「…それなら 僕は、」


君が道を違えてはいないか。
この道を進んだ先に何があるのか…

外の僕が沢山のことを知り、不安な君に
教えてあげよう。


"もっと知りたい"


そう願う君に応えて。



〈もっと知りたい〉

3/11/2024, 12:12:21 PM



3月。風はまだ冷たいが、陽射しは暖かい。

仄かな梅の花の香りは冬の終わりを告げ、

木々の隙間からうぐいすの歌が聞こえた。


ああ、もうじき春が来る。

春が来たら何をしよう?花の栞でも作ろうか。


心弾む春の予感。

平穏な日常の中の、少しの変化。



〈平穏な日常〉

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