〜雫〜
あの日、君の泣いている姿をみて僕は君を、好きになった。
その時、僕は人の表と裏のいざこざがいやになっていた。
ふと、誰もいないはずの教室を通りかかると、そこにはいつも明るく、元気なあなたが1人静かに泣いていたのだ。
声を掛けると君はゆっくり顔を上げた。
人間はつらい時や苦しい時にほんとうの心が出るものだ。
その時、君の涙はとてもうつくしかった。
綺麗な雫を目から流し、真っ直ぐな瞳は僕の心を打った。
ほんとうのあなたがそこにいたからだ。
強がらなくてもいい、弱くてもいい、ただ真っ直ぐな君が好きだ。
あの日私はあなたの言葉をきいて、あなたを好きになった。
苦しさにのまれ、教室で目から雫が溢れ出して1人で泣いていた。
その時、私は人とのすれ違いや自分への嫌気がさしてしまっていた。
君の声に気づき、私はゆっくりと顔をあげた。
そしてあなたは、わたしに優しくて言葉をくれた。
その言葉は暖かく、真っ直ぐだった。
普段ぶっきらぼうで難しくほとんど関わることもないあなただったのに。
人は相手が弱っている時にほんとうのこころがでるものだ。
あなたの言葉はこころからわたしを心配し励ましてくれた、そんなあなたが大好きです。
弱くてもぶっきらぼうでもいい、ただうつくしくて、真っ直ぐな君と、あなたと、一緒にいたい。
〜もしも未来を見えるなら 人生の選択〜
もしも未来を見えるなら
あなたは見るか見ないか
迷い
見たらなにか変えられるかも
見ない方が楽しく生きれるかも
そして選ぶ
見なかったらもっと楽しかったかもしれないのに
見たらもっといい人生だったのかもしれない
そう思うだろう
そう、結局後悔してないものをねだってしまうのだ
なら自分の選択に胸を張って生きてみないか
見てよかった
見なくてよかった
そう思い人生を歩もう
それが1番最善の選択ではないだろうか。
無色の世界
無色の世界には色がない
そらもだいちもとりもさかなもあなたにさえ色がない
ふと考える
これはどんな色なのか
そしたらおのずとみえてくる
色が溢れていく
この世界は私たちより色に溢れているのかもしれない
ではこのちきゅうはどうだろう
無色の世界よりとぼしい色彩
それはあたりまえだから。
私たちが思っているより、
この世界はいろにあふれていふのだ。
桜散る
桜が散り 大好きだったあの人との別れ
たくさんの幸せをありがとう。
お世話になった先生との別れ
たくさんの教えをありがとうございます。
喜怒哀楽を共にした友との別れ
たくさんの笑顔をありがとう。
たくさんの涙が流れていく
それは桜の花びらが散るように
桜が散り 新しいあの人との出会い
どんな幸せをはぐくめるだろう。。
新しい友との出会い
どんな笑顔が見られるだろう。
新しい先生との出会い
どんな学びが始まるのだろう。
たくさんの期待が溢れ出して行く
それは新たな希望へと咲いていくくつぼみのように
桜散る。それは別れと出会いを告げる光
ここではない、どこかで
泣いている人がいるかもしれない
笑っている人がいるかもしれない
私はそこに行きたいと思う
ただしそこは思い描いた夢の世界なのではない
ここと同じ現実なのだ
どこか、たしかにある場所に嫉妬しながら
私たちは生きている
そして、どこか知らない場所から嫉妬されている
でもほんとの幸せはここにしかないのだ
自分にしか作れないのだ
今日もここではない、どこかに、嫉妬しながら生きている